トヨタのリコール問題で、事故の関係者やユーザーらがトヨタに損害賠償を求める裁判がアメリカ・カリフォルニア州で始まりました。
トヨタに賠償を求めているのは、死亡事故の関係者や一連のリコールで車の転売価格が下がったと主張する複数のユーザーで、訴えの件数は320件以上に上っています。13日に審理が始まったのは、このうちの一部で、原告側の代理人として60人以上の弁護士が出席しました。一方、トヨタ側の代理人は、審理をリコール対象車関連とそれ以外とに分けるよう裁判所に求めました。アメリカのメディアは、トヨタへの賠償請求は総額で50億ドル、日本円で約4600億円に上ると報じています。トヨタは審理開始にあたり、「司法手続きが誠実かつ公平に行われると信じている」とコメントしています。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2010