【サンタアナ(米カリフォルニア州)=小高航】トヨタ自動車のリコール(回収・無償修理)問題を巡る訴訟の初審理が13日、米カリフォルニア州の連邦地方裁判所で開かれた。トヨタ側は裁判の早期決着を狙い、不具合の原因別に審理を分割するよう要求。原告側では、巨額の成功報酬を目当てに70人以上の弁護士が代表の座を争った。
審理は同日午前9時(米西部時間)に開廷。連邦地裁のジェームズ・セルナ判事は冒頭「(今回の裁判は複雑で)大変な作業だが達成できる」と出廷者に協力を要請した。
トヨタ側を代表するキャリー・ドウソン弁護士は原告側の訴えを原因別に3つに分類。迅速に審理を進めるため、既にリコールして原因究明が進んでいるフロアマットとアクセルペダルの2つの問題と、トヨタ側が否定している電子制御システムの問題を分けて審理するよう求めた。原告側は欧州や南米など海外のリコール案件の賠償についても一括審理するよう求める提案を出した。
初日はこうした裁判手続きに関する審理に加え、誰が原告側弁護団を代表すべきかも論点となった。トヨタ訴訟は賠償額が数十億ドル(数千億円)、弁護士費用だけで数億ドルに上るとの見方もある。初審理では約70の弁護士事務所の代表が、口々に自ら適任だと主張した。
セルナ判事は17日までに弁護団の代表者を選定。今月28日に2度目の審理を開き、今後の具体的な日程などを詰めるという。
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