2人の選手が同時にボールを蹴ることで、ボールがジグザグの軌道を描き、ゴールに突き刺さる「ツインシュート」。キャプテン翼では、翼&岬、立花兄弟、翼&日向などが使用した。
実験に参加したのは、サッカーの経験は無いが、「キャプテン翼世代」であるアンジャッシュと、「キャプテン翼」のことはよく知らないがフットサルチーム「ガッタス」で活躍した石川梨華。そんな3人の前に登場したのが、日本代表でも活躍した澤登さんと岩本さん。フリーキックの名手で、しかも右利きの澤登、左利きの岩本とバランスもバッチリ。この二人なら「ツインシュート」を再現できるかもしれないと期待するが・・・
やはり同時にボールを蹴ることは難しく、クリーンヒットしたと思っても、ジグザグに変化するようなボールにはならない。
そこで3人が向かったのは、筑波大学でスポーツ工学を研究している浅井武教授の研究室。サッカーを科学的に研究をしている浅井教授が開発した「スーパーフリーキックマシン」。このマシンから放たれる無回転シュートなら、「キャプテン翼」のツインシュートのようにジグザグ変化するボールになるかもしれないのだ。
舞台は、日本代表も合宿を行う、サッカーの聖地、清水ナショナルトレーニングセンター。
ゴールの前に立ちはだかるのは元日本代表GKの本並健治さん。無回転シュートは打つたびに軌道が変化し、どんなシュートになるかは打ってみないとわからない。元日本代表の厳しい目でボールの動きを判断してもらう。また、カメラ台数10台、スーパースローカメラも用意し、軌道が変化する様子をあらゆる角度から撮影する。