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子猫虐待容疑、25歳名古屋の男書類送検

 名古屋市南区のマンション周辺で、猫10匹が死骸(しがい)で見つかり、愛知県警は14日、このマンションに住む無職男(25)が、インターネットのサイトを通じて譲り受けた猫2匹を虐待していたとして、動物愛護法違反容疑(愛護動物の虐待)で名古屋地検に書類送検した。

 発表によると、男は昨年10月7〜15日、捨て猫の飼い主を探すサイトを通じて譲り受けた生後1か月の雌猫2匹を手で殴るなどして、目や耳に出血を伴うけがをさせた疑い。調べに対し「2匹がじゃれ合って、うるさかった。亡くなった母親の写真立てを倒され、腹が立った」などと容疑を認めているという。

 男は昨年8〜12月、サイトを通じて岐阜県などの譲り主6人から計9匹の子猫を譲り受けたが、一部の譲り主に対し「猫が転落死した」と死骸の写真を送信。動物愛護団体が男に猫の返還を要求し、男は9匹のうち2匹を返したが、けがが確認されたたため、県警に相談していた。

 残りの7匹について、男は「2匹はマンションからの転落と栄養失調で死んだ。5匹は、餌代などがかかったので逃がした」などと説明しているという。

 一方、マンション周辺では昨年7〜9月、計10匹の猫が死骸で見つかっているが、県警は男の関与を裏付けられなかったという。

2010年5月14日14時45分  読売新聞)
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