「ビザなし交流」で北海道・根室港を出発する日本側訪問団第1陣=14日午前 北方ビザなし交流の第1陣出発 北海道・根室港から北方四島在住のロシア人と元島民ら日本人が相互に訪問する「ビザなし交流」の今年の日本側訪問団第1陣が14日午前、北海道の根室港を出発し国後島に向かった。 藤原弘団長ら61人で、滞在中はホームステイや日本人墓地を訪問する。帰港は17日。10月中旬まで続き、日本側が10回(計約570人)、ロシア側が7回(計約310人)を予定している。19年目を迎える今年はこれまで領土問題を話し合ってきた対話集会が取りやめになり、代わって領土問題を主要テーマとしない住民交流会が行われる。 藤原団長は「北方領土はわが国固有の領土という立場から、時と場所を十分考慮しながら対応していきたい」と話した。 今年の交流をめぐっては、入港税に関する問題に加え、出港直前にロシア側が同行記者にロシア外務省発行の記者証取得を要求。これを回避するため、日本外務省が動画撮影や独自取材の自粛を要請した。 【共同通信】
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