2010年05月10日

長所は短所を伴わないではすまない。どうすれば短所をコントロールできるかが、成功不成功のカギだ


マキアヴェッリの言葉。
強大な相手に対して、
強力な武器を持たない弱者が、
手持ちの戦力と技術をどうやりくりして戦うか?



それを相手の立場に立って考える必要がある。
敵の長所の引き立て役に徹するために戦う者などいないのだ。

図上演習で「イラン軍」を率いた
ライパー退役海兵隊中将の作戦は面白い。
弱者の群れも優れた知将が率いれば、
強者に対抗できるという見本だ。

実は、
金属部分が少ない複葉機などレトロな飛行機
ステルス機能が備わっていたりする。
北朝鮮の小型の潜水艇なども発見が困難だ。

レトロで安上がりな貧弱兵器が
ハイテク兵器の足をすくうケースは意外と多い。

米中戦争のシナリオは非現実的だが、
図上演習の敗北を認めることができずに
やり直しを命じるあたり、
かつての旧日本海軍を想起させる。もうやだ〜(悲しい顔)
同盟国がこれでは困ってしまう。
自身の過去の敗北の教訓を指摘して、
警鐘を鳴らすことに最も適任なのは日本だろう。

とりあえず、
海に囲まれた日本は、
自律連携周遊型の無人潜水艇を開発すべきではないか?
というのも、
とくに甲板が海面より高い大型の軍艦は、
対空砲や対空ミサイルの向きの問題で、
甲板の水平面より下方への攻撃ができない
(つまり防御が装甲しかない)
ものだからだ。
この致命的な死角と弱点を放置し続けて
平然としているのはどうかと思う。

相手が軍艦なら接近を許さない術がある。
しかし、
小さな船舶が行きかう港の近くなどの航行は
現状では極めて危険だ。
対イランの図上演習のように、
小型艦船での自爆攻撃に対してはまったく無防備
というほかない。

だからこの潜水艇は、
自由に迅速に陣形を組めるようプログラムし、
基本は輪形陣で航行中の艦船を守りつつ、
不審な海上または海中の艦船の接近を察知し、
(警告を発した上で)迎撃するために使うのだ。
(ホバークラフト型でもいい)

広い領海、
海岸沿いの基地や原子力発電所、
そして
航行中の民間タンカーなどの護衛にも有効ではないか?
ついでに、
飛行艇の復活も検討してもいいと思うが、
どうだろうか?
目

posted by 「大天使ガブリエルのエヘン虫の歌声」 内田聖人(きよと) at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 外交・安全保障 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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