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予選最多6557人集結!初見参の長崎を“魅遼” 

17番、大勢のギャラリーの見守る中、ティーショットを放つ石川遼
17番、大勢のギャラリーの見守る中、ティーショットを放つ石川遼
Photo By スポニチ

 男子ゴルフツアーの日本プロゴルフ選手権日清カップヌードル杯第1日は13日、長崎・パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(7060ヤード、パー70)で行われ、長崎初見参の石川遼(18=パナソニック)は1アンダーの69で17位につけた。長崎で男子ツアーのトーナメントが開催されるのは31年ぶりで、日本ゴルフツアー機構(JGTO)発足後は初めて。日本プロの予選ラウンド(記録の残る87年以降)としては史上最多となった6557人のギャラリーの前で、6バーディー、5ボギーと石川らしさ全開の“ドタバタラウンド”を展開した。久保谷健一(38=フリー)が5アンダーで首位に立ち、2年ぶりのツアーVを狙う片山晋呉(37=フリー)が2位につけた。 【第1R成績

 坂道の多い長崎の街さながらにアップダウンの激しい1日だった。しかし、それこそが石川のゴルフ。「これが石川遼というボギーもあったし、長崎の人に自己紹介できたゴルフだった」と満足そうに振り返った。

 市内から約1時間もかかる大会コースに、日本プロの予選ラウンドとしては過去最多のギャラリーが詰めかけた。「スタートホールは観衆が多くて異様な雰囲気だった」と出だしの10番は1メートルのパーパットを外してボギー発進。その後も起伏の激しいグリーンにてこずり、2、3番で3パットを繰り返すなど3連続ボギーを叩き、一時は3オーバーまで後退した。

 だが、そこからバーディーラッシュですべてを帳消しにした。果敢に1オンに挑んだ7番パー4でチャンスをつくれなくても、攻めの姿勢を貫いて終盤にばん回。初日としては今季最多の6バーディーに「今季の中でもかなりいいゴルフ」と満足げだった。

 前半の15番パー4では人気選手ゆえのトラブルもあった。2打目のアドレス中に携帯電話のシャッター音が鳴り、仕切り直しを強いられた。昨年10月の日本オープンでは、優勝争いの最中にシャッター音に乱されてダブルボギーを叩き「選手として悲しい」とマナー違反に苦言を呈したが、この日は違った。

 仕切り直しての2打目はグリーン右奥のバンカーに。だが、下り傾斜に向かっての難しいバンカーショットを50センチに寄せてパーセーブ。「長崎でJGTOのツアーは初めてなので初観戦の方も多い。こういうことがあってもしようがない、おかしくはないと思っていた」と“雑音”に動じない余裕と寛容さを見せた。

 「(シャッター音は)うれしいことじゃないけど、これだけたくさんの人に注目される試合はうれしい」。グリーン周りにギャラリーの入り込めない8番パー3では、バーディーを奪ってわざわざギャラリーが待つティーグラウンド方向にガッツポーズ。ギャラリーが多いほど力を発揮する石川が、2日目からはさらに加速する。

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