東関部屋を訪れたダイアナ・オーマン氏(右)と高見盛(中)、東関親方(左)
「大相撲夏場所4日目」(12日、両国国技館)
角界の人気者・高見盛に米軍から仰天オファーが舞い込んだ。沖縄勤務で教育部門の責任者を務めるダイアナ・オーマン氏(60)の朝げいこ訪問を受け、「士官を務められる」と“スカウト”された。国技館で観戦した同氏の前で光龍を寄り切った高見盛。この日は34歳の誕生日だったが、プレゼントは想定外の転職要請だった?
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訪問に同席した関係者によると、オーマン氏は「将軍」に相当する地位。「国防省環太平洋地区教育委員会最高責任者」という肩書が役職の重さを物語る。緊張しながら朝げいこをこなした高見盛の姿が、米軍VIPの目にとまった。初のけいこ見学を終えた同氏は「軍隊よりこちらの方が厳しい。高見盛は十分に士官を務められる」と軍人としての素養を認めた。
“角界のロボコップ”が“角界のランボー”に転職か!?高見盛は「軍人はちょっと…」と弱気な答え。しかし、士官と評価されたことにはまんざらでもない様子で「強いていえば海軍かな。船に乗っていろんな所に行ってみたい」と話した。
取組では光龍を寄り切り1敗をキープ。この日は誕生日だったが「部屋でゆっくり休みますよ」。土俵に集中にしている。
(2010年5月13日)