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日本体協次期会長に財界実力者の張氏

 日本体協は12日、2011年3月末で退任する森喜朗会長(72)の後任に、トヨタ自動車会長の張富士夫氏(73)が就任すると発表した。この日の会長選考委員会で決まった。6月16日の評議員会、理事会で正式決定し、新公益法人に移行する来年4月に第15代会長になる。

 選考委の佐治信忠委員長は記者会見で、11日に張氏から最終的な受諾の返答を受けたと説明して「見識があり、行動力のある方。政官財に顔が利き、スポーツ界をリードできる」と期待した。

 来年7月に創立100周年を迎える日本体協はスポーツの普及を担う日本の総本山で、国体改革をはじめ懸案事項は多い。財界トップクラスの実力者、張氏は球技団体のリーグで構成される日本トップリーグ連携機構の副会長も務め、スポーツ界との関係は深い。

 財界からの会長は、森会長の前の安西孝之氏(昭和エンジニアリング元社長)以来となる。

(2010年5月13日)
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