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原巨人完敗…2時間22分最短で終わった

 最後の打者となった小笠原が喜ぶ西武ナインを横目に見ながらベンチに戻る(撮影・園田高夫)
 最後の打者となった小笠原が喜ぶ西武ナインを横目に見ながらベンチに戻る(撮影・園田高夫)

 「巨人1‐3西武」(12日、東京ド)

 あっという間に負けた。2時間22分。今季の巨人戦では最短のスピード決着に試合後、報道陣から「お疲れさまでした」と声をかけられた原監督は、「疲れる前に終わったよ」と自虐的に笑うしかなかった。

 二回に3連打で先制し、岸を追いつめた。しかし三回のゴンザレスの中前打以降は、無安打に抑え込まれた。終わってみれば4安打。さすがの指揮官も「何度も(岸と対戦している)連中が同じ形でやられすぎ」と語気を強め、「今日は眠れないくらい悔しいでしょう」と皮肉った。

 これで岸との対戦成績は、日本シリーズを含め5試合で0勝4敗。伊原ヘッドは「今度(岸が)来たときは、何かを徹底的にやらないと勝てないよ」と厳しい表情を浮かべたが、できれば二度と顔を見たくないのが本音か。

(2010年5月12日)





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