皇太子さまは、埼玉県春日部市で、川の水の量を調整して洪水被害を抑える大規模な地下放水路を視察されました。

 11日午後2時前に皇太子さまが訪れた「首都圏外郭放水路」は埼玉県北東部を流れる5つの河川などを地下で結んで大雨の際に水の量を調節する施設で、洪水被害を受けやすい地域の水害対策を担っています。皇太子さまは、白く巨大な柱が立つ宮殿のような形をした地下の巨大水槽や地上からの深さが70メートル以上ある坑道を説明を受けながら熱心にご覧になりました。皇太子さまは水に関する研究を続けていて、2007年には、国連の「水と衛生に関する諮問委員会」の名誉総裁に就任しています。宮内庁によると、この施設に関する新聞記事を読んだことから関心を持ち、視察を希望されたということです。

ページトップへ戻る