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◆ヤクルト1―2オリックス=延長10回=(12日・神宮)「仕切り直し」と位置づけた交流戦初戦で、岡田オリックスが、幸先のいいスタートを切った。今季4度目の延長戦に突入した10回、坂口の中越え三塁打で決勝点を奪うと、最後は守護神・レスターが3人で締めくくった。3週間ぶりの連勝に「ビジターで延長で勝ったのはものすごく大きいよ」と、岡田監督も久々にほおをゆるめた。
交流戦に向けて下した決断が見事にはまった。先発から配置転換した岸田を、9回から3番手で投入。2回に一発を放ったガイエルを中飛に打ち取ると、宮本の4球目にはこの日の最速150キロをマーク。きっちり3者凡退で打ち取って、流れを呼び込み、10回の勝ち越し劇につないだ。
「(10回に)追い越せんかったらもう1回岸田でいってた。最後はレスター。この形で確立できたら、代打でどんどん攻めていけるからな」と指揮官。指名打者のない戦い方も、阪神監督時代の経験があるから、とまどいはない。
5回には近藤がプロ初安打となる左翼越え二塁打を放ったが、鈴木の遊撃へのゴロで二塁へ戻ろうとしたところでタッチアウト。そのまま、一塁転送で併殺ともったいないプレーもあった。それでも、2008年6月21日(神宮)の対戦以降6連敗と苦手としていたツバメを退治。06年6月4日からの神宮球場での連敗も7で止めた。最高が07年の6位と苦戦していた交流戦。13日はリリーフから配転の小松が先発し、さらに勢いをつける。
(2010年5月13日10時46分 スポーツ報知)