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【プロ野球】ノムさん 緊急入院 フジテレビが報じる2010年5月13日 紙面から 楽天の野村克也名誉監督(74)が緊急入院したというニュースが12日、流れた。フジテレビが夕刻のニュース番組で報じたもので、同番組によると、解離性大動脈瘤(かいりせいだいどうみゃくりゅう)のため、10日から東京都内の病院に入院しているという。 野村名誉監督は昨年、2006年から務めていた楽天の監督を退任。球団初のクライマックスシリーズ進出を成し遂げた功績などから、今年3月に名誉監督に就任していた。同時に評論家活動も再開しており、今月も球場に元気な姿を見せていたが、10日以降の講演などをキャンセルしている。 解離性大動脈瘤とは、三層構造の血管内部の中膜がはがれ、外膜との間に血液がたまり、瘤ができる病変のこと。最悪の場合、破裂する危険性もあることから、慎重な対応が必要とされている。手術する例も多く、06年にはタレントの加藤茶さんも手術を受けた。 同名誉監督はヤクルト監督就任時の1989年12月に「気分が悪くなった」と都内の病院に入院。高血圧症と脊椎(せきつい)分離症と診断されたことがある。この日、両国国技館で大相撲観戦した沙知代夫人は報道について否定。集まった報道陣に対して「知らない。知っていたら、こんなところにいるわけないでしょ」と話した。 仙台市の楽天球団事務所も対応に追われた。チームは13日に行われる広島との交流戦(呉)に向け、Kスタ宮城室内練習場で全体練習を行い、夕方前に空路で広島へ移動したが、広報担当は「テレビで知った。詳細についてはまったく把握していない。情報を確認中」とした。
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