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覚せい剤取締法違反(使用、所持)と麻薬取締法違反(所持)の罪に問われた人気バンド「JAYWALK」のボーカル・中村耕一被告(59)の判決公判が12日、東京地裁で行われ懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)が言い渡された。釈放後、東京拘置所の前で謝罪を8分以上行い、歌手復帰への意欲も示した。バンドは今後、中村被告抜きで活動を再開する方針という。公判では内縁の妻でタレントの矢野きよ実(48)も傍聴した。
午後5時20分、3月9日の逮捕以来初めて公の場に姿を現した中村被告は、黒スーツ姿で東京拘置所前に集まった報道陣約80人に深々と一礼。弁護士や警察関係者らに囲まれ、前を見つめしっかりした口調で「本当にご迷惑をかけ申し訳ありませんでした」と謝罪した。
「泥を塗ってしまったJAYWALKというバンドに、これ以上迷惑はかけられません。自分で言うのもなんですが、いいバンド。バンドのためにも一度きちんとけじめをつけたい。世間が許してくれるなら戻ってきたい。1年2年で戻れるとは思ってません。どんなに時間がかかっても、将来堂々と歌いたい」と歌手復帰への意欲を示した。
9度頭を下げ、スピーチは8分40秒にも及んだ。最後に「大切な家族のためにもきちんと罪を償い、また皆さんの前に出てきたいと思います」と内縁の妻・矢野とともに更生することを誓った。
矢野も見守った公判では、中村被告は前回と同じ黒いスーツで出廷。有罪判決を受けると静かにうなずいた。藤井敏明裁判官は覚せい剤の常習性を指摘。1977年の大麻使用での逮捕について「30年を経て真摯(しんし)な態度で反省している」とし「内妻が支えるなど、再犯防止への環境が整っている」と、執行猶予の理由を説明した。
裁判官は最後に「歌を聴いて癒やされ勇気づけられた人たちを、裏切り傷つけた。2度と裏切るようなことはしないでください」と諭した。「人格まで侵される前でよかった。社会の中で立ち直っていただきたい」と話すと、中村被告は小さな声で「わかりました」と返事をし、傍聴席最前列の矢野は何度もうなずき涙をぬぐうしぐさをみせた。
担当弁護士らによると、中村被告は今後、関東地方の民間病院に1、2か月間入院し薬物離脱への専門教育を受ける。矢野は判決を受け「励みになる」と喜んでいた様子で、退院後は名古屋でともに暮らす予定という。
(2010年5月13日06時03分 スポーツ報知)
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