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初防衛戦に挑む内山 日本勢の敗戦止められるか

初防衛戦に臨む、WBAスーパーフェザー級チャンピオンの内山高志
初防衛戦に臨む、WBAスーパーフェザー級チャンピオンの内山高志
Photo By 共同

 世界ボクシング協会(WBA)スーパーフェザー級チャンピオンの内山高志(ワタナベ)が17日に、さいたまスーパーアリーナで初防衛戦に臨む。日本ボクシング界は世界戦での敗戦が続くだけに「自分が頑張らなきゃいけない」と気迫を込めた。

 日本のジムに所属する男子の世界王者は内山を含めて4人に減った。3月以降は、フライ級の亀田興毅が王座統一戦で敗れ、4月にバンタム級の長谷川穂積が11度目の防衛戦でTKO負け。今月8日にはスーパーフライ級の名城信男が3度目の防衛に失敗した。

 内山は「過去の王者と比べて、自分は実績も知名度もない」と謙遜するが、所属ジムの渡辺均会長は「厳しい状況で活躍すれば、大きくステップアップできるはず」と期待を寄せる。1月に30歳で世界タイトルを獲得した試合では優勢な状況でも果敢に攻め、最終12回にTKO勝ち。右構えからの強打が自慢で、デビューから無敗のまま世界の頂点に駆け上がった。

 180センチを超える長身のアンヘル・グラナドス(ベネズエラ)を迎え撃つ。「中身の濃い試合で勝ちたい」。自分よりも10センチ以上高い挑戦者をキャンバスに沈められるか。

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