愛犬を馬鹿にしたと言って男性を脅したとして、愛知県警は13日、名古屋市中村区八社2丁目、山口組弘道会系組長中島護容疑者(66)ら3人を暴力法違反(脅迫)の疑いで逮捕し、発表した。いずれも容疑を否認しているという。
中署と捜査4課によると、中島容疑者は組員2人と共謀し、今月3日午前11時半ごろ、同市昭和区の路上で、自営業男性(54)に「狂犬病の犬と言ったやつはどいつだ」「事務所にわびを入れに来い」などと、団体の威力を示して脅した疑いがある。
3人と男性は面識がなかったが、中島容疑者が事件直前、車に小型犬を乗せて同市中村区で信号待ちをしていた際、隣に並んだ車の中でこの男性らが「小さい犬でも狂犬病の注射を打たないといけないのか」などと話すのを聞いて腹を立て、組員2人が男性を捜し出したという。