4月からスタートした高校の授業料実質無償化で、対象からはずされている広島朝鮮学園が13日、学校の現状を知ってもらおうと県内の議員らに授業を公開しました。
「同じ学ぶ権利を持つ子ども達というところを見ていただきたく、きょう公開授業を行った次第です」(広島朝鮮学園 リ・イルリョル校長)
広島朝鮮学園には、県議会議員や広島市や呉市の市議会議員ら17人が訪れ、授業を視察しました。
高校にあたる高級部には、中四国地方から80人が通っています。学校側は朝鮮語で授業するほか、日本の高校と変わらないと説明していました。
朝鮮学校を無償化の対象とするかどうかについて国は、有識者会議で審査基準を決めることにしています。
「子ども達には国のいろいろな問題は関係ないと思いますので無償化はすべきだと思います」(広島市議会 米津よし子議員・公明)
「党内で意見の一致が見えてないということで先延ばしで慎重に検討する手順になっておりますけれども。教育というエリアであるいは国籍だけにこだわってというのは全然、平等性に欠いてる」(県議会 宮政利議員・民主)
広島朝鮮学園では、無償化を求めて署名を集め、来月、国に対して陳情するということです。(5/13 18:43) |