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宮崎・川南町で口蹄疫疑いの牛6頭 県内で2例目

2010年4月21日11時21分

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 宮崎県は21日、同県川南(かわみなみ)町の農場で飼育中の牛65頭のうち、口蹄疫(こうていえき)に感染した疑いがある牛計6頭が見つかったと発表した。同町は、前日に感染の疑いがある牛計3頭が確認された同県都農(つの)町の南に隣接。3.4キロ離れている。前日に疑いがある牛が見つかった農場と飼料の仕入れ先は違うといい、共通点は不明。同県は、新たに疑い例が見つかった農場の牛65頭を殺処分する。

 同県農政水産部によると、今回の1例目と似た症状の牛が川南町の農場にいるとの連絡が、獣医師から宮崎家畜保健衛生所(宮崎市)にあった。同衛生所が立ち入り検査をしたところ、乳用種37頭、黒毛和種14頭、交雑種14頭の計65頭のうち、乳用種4頭、黒毛和種2頭の計6頭に、舌がただれているなどの症状が出ていた。

 このため、県は牛のよだれなどを、動物衛生研究所海外病研究施設(東京都小平市)に送ったところ、農林水産省から県に21日早朝、「陽性」との連絡があった。

 同県では前日に都農町で感染の疑いがある牛が確認されたことを受け、飼育していた農場から半径10キロ内を移動制限区域に、半径20キロ内を搬出制限区域とし、この農場の牛計16頭を殺処分した。また、同県日向市、高鍋町、新富町で、牛や豚、飼料を運ぶ車を消毒するポイントを4カ所設置していた。

 口蹄疫は人には感染せず、感染肉を食べても人体への影響はない。

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