国連、ハイレベル訪朝団派遣か 食糧難など人道状況視察【ニューヨーク共同】国連が北朝鮮の食糧難など人道状況を見極めるため、ハイレベル訪朝団を5月末をめどに派遣する方向で調整していることが12日、分かった。複数の国連関係筋が共同通信に明らかにした。 訪朝団は、人道支援に資金を拠出する国連中央緊急対応基金(CERF)のメンバーで構成。CERFを管理する国連緊急援助調整官室(OCHA)のキャサリン・ブラッグ室次長(事務次長補)が訪朝団トップを務めることが検討されているもようだ。実現すれば、潘基文事務総長の特使として2月に訪朝したパスコー政治局長(事務次長)に続くハイレベル訪朝団となる。 潘氏は「北朝鮮の非核化進展などに資すると判断されれば、訪朝したい意向を持っている」(関係筋)とされ、ハイレベル対話を順調に重ねることで「訪朝への地ならしにしたい狙いもある」(外交筋)とみられる。 【共同通信】
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