1面記事。おおむね「今の状況ではしかたない」という論調でしたので、まあ安心しましたが。
ところでひとつだけツッコミを入れさせていただくと、最後のところで「現時点では国債は時価評価の対象外だが、(IASBの見直しの)結論しだいでは銀行が大量の国債を持ちにくくなる恐れもある。」という記述があるのだが、現行の金融商品会計ルールでは保有目的によって区分することになっており、売買目的はそのまま時価評価かつ損益計算書に時価評価も反映される。また「その他目的」も時価評価額は損益計算書こそ経由しないが貸借対照表の資本の部に直接反映されるのであり(資本直入といいます)、決して時価評価しないのではない。ということでこれは明らかな言いすぎだと思います。また、会計基準見直しの議論として今話題になっているのはむしろ区分の簡素化によってこれまで時価評価してきたその他目的の部分が償却原価を使える可能性があるということで、ここでかかれていることと議論の方向は逆だろうと思います。ちょっと気になったものですから。
ちなみに米銀も、日本ほどのペースではありませんが派手に米国債の保有を増やしています。(図の単位は10億ドル)
なかなか金利が上がらないわけです。
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政府紙幣シリーズ番外編〜ゲゼル理論で『デフレ』を斬る☆+'
現在日本は、デフレになり、物が売れず、経済は停滞し、不況が続いています :m004: この状況をゲゼル理論で検証してみると、 『デフレ下では、“お金の特権性”が顕著に現れる』 ことが発覚 :shock: どういうこと?って思った方は、是非続きを読んでくださいね :D 今日も応援よろしくお願いします :m092: :m034: ...
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金貸しは、国家を相手に金を貸す 2009/08/28 19:08 |