放火男逮捕「門限７時じゃ彼女に会えない　むしゃくしゃした」

　交際相手の女子高校生と会えなかった腹いせに放火を繰り返したとして、大阪府警捜査１課と箕面署は２７日、現住建造物等放火などの疑いで住所不定、無職男（２４）を逮捕した。

　捜査１課によると、男は「門限が夜７時で会えなかった。近くで時間をつぶしていたが退屈で、雨も降りだし、むしゃくしゃした」と容疑を認めている。

　逮捕容疑は３月１６日午前３時すぎ、同府箕面市半町３丁目の同じ道沿いの約１００メートル以内にあるアパートや民家計３棟の敷地で、バイクや車のカバーにライターで相次いで放火。建物の一部などを焼損させた疑い。

　同課によると、現場周辺の住宅街では３月、ほかに住宅兼店舗の一部などが焼損する不審火が４件発生。男が関与を認めており、裏付けを進める。

　男は３月２６日、同府池田市のパチンコ店で客の大学生（２０）から財布を奪ったとして窃盗容疑で現行犯逮捕され、府警の調べに連続放火を供述した。

[ 2010年04月27日 17:05 ]