今年2月、窃盗容疑で逮捕された釜石市唐丹町、無職、川原俊幸被告(46)が、06年から県内沿岸部や宮城県気仙沼市で、約150件の車上荒らしを繰り返していたことが7日、大船渡署の調べで分かった。被害総額は約900万円に上るとみられる。同署によると、被害額900万円のうち現金は約650万円という。調べに対し「生活費やパチンコなどの遊興費に使った」と話しているという。
川原被告は2月17日、陸前高田市の保育園駐車場で、乗用車から現金約7000円入りの財布など計4万円相当を盗んだ疑いで逮捕。盛岡地検一関支部が同月26日に大船渡簡裁に起訴していた。【宮崎隆】
毎日新聞 2010年5月8日 地方版