むかし房総のある場所でとてつもなくおいしい干物を旅館の朝食で食べさせてもらって以来、干物には相当思い入れがある。今日はたまたま閉店間際のスーパーを覗いていたら定価398円のカマスの干物(2尾入り)が130円で出ていたのでとりあえずゲット。焼いて食べたらやっぱり安くてもかますはかます。おいしかった。そういえば先日の飲み会で、かますの刺身なるものが登場したのだけれど、これもまた旨かった。ことしは結構かますの当たり年なのかもしれない。 グルメの方にはきっと怒られると思うけれど、こういう塩気があって脂っけの少ない魚の干物の場合(かます、かわはぎ、その他)ワタクシはマヨネーズで食べるのが好きだ。ビールが進むこと進むこと・・・ 邪道ですからよい子の皆さんはまねしないでくださいね さて酔った勢いで、久しぶりにちゃんと(つまりそれなりの値段で)買ったワインを自宅であけた。 以前アルゼンチンを旅行して以来、マルベックにはまっていて、なにせそのコストパフォーマンスの良さに目を剥いたのだけれど、だんだん知れ渡ってきたみたいで、日本で買うとそれなりの値段になってしまった。それでもたまにデパ地下などで1000円ぐらいのを売っているけれど、このぐらいのなら現地で300円で買えるぞ。 今回あけたのはPascual Toso のReserva 2007年である。 日本ではたぶんピーロート社が独占販売しているのではないだろうか。 何といっても口当たりがまろやかでベルベットの布地にくるまれたような心地よさがまず感じられる。その癖味はしっかりと主張していて、ワタシはアルゼンチンのマルベックよ、と上目遣いではにかみながらも目をそらさない女性と対峙しているかのようだ。ブドウの種類は違うけれど、ちょうど初めてオーパスワンを味見させてもらった時のような感動を味わった。 ブドウの香りがしっかりとしていて、ストレートな味覚で、フランスワインのような複雑さを求める向きにはちょっと単純すぎるかもしれないし、ひとによってはこんなジュースみたいなワイン飲めるかい!とか怒られるかもしれないが、ワタクシは結構はまっている。お料理は肉料理はもちろん、サラダとかにもあいそう。 このワインは(ワタクシの理解に間違いがなければ)80%をアメリカンオークの樽で、20%をフレンチオークの樽で1年寝かしてブレンドするという手の込んだことをしており、おそらくそれがまろやかさとふくよかさの源泉なのだろうと思う。 ちなみにこのワイン日本だと1本4000円近くするのだが、たぶん現地の3倍ぐらいとられている感じ(アメリカと比較しても2倍)。いくら輸入に手間がかかるし税金もあるからといっても、もう少し何とかなりませんかねぇピーロートさん。 |
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私はワインはまったくですが、ウイスキーは好きです。 |
39歳無職 2009/10/04 17:46 |
干物にタプナードを付けると、赤ワインによく合いますよ。 |
月 2009/10/04 20:58 |
39歳無職さん、どうもです。まあ為替レートを自動的に反映する仕組みにはなっていないようですね。消費者が文句を言い続けるとか・・・でも結局奢侈品は価格はいくらでも良いわけでして・・・ |
厭債害債 2009/10/04 21:28 |
干物は、実は自作が一番おいしい可能性もありますよ。 |
まるふう 2009/10/05 21:38 |
まるふうさんコメントならびに貴重な情報ありがとうございます。ピーロートさん商売熱心ですが、あの試飲ブースついはまってしまいます。 |
厭債害債 2009/10/14 06:29 |
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