やっぱり余罪あったネコババ巡査長「パチンコに使った」

　落とし物として届けのあった財布から現金約１５００円を着服したとして、業務上横領容疑で逮捕された兵庫県警西宮署の小松喬巡査長（２７）が、ほかにも落とし物の現金１万８千円を着服、うその報告書を作成していたことが１２日、県警への取材で分かった。

　県警は同日、小松巡査長を懲戒免職処分にした。県警は小松巡査長が西宮署で処理にかかわった約６０件の落とし物について調べたが、ほかに着服はないとしている。

　県警によると、小松巡査長はことし３月、勤務先の交番に届けのあった１万８４３８円入りの財布から１万８千円を抜き取り、書類には４３８円とうその記載をした。着服した金はパチンコ代に使い「異動の希望がかなわず、むしゃくしゃした」と話しているという。

　県警は１２日までに虚偽有印公文書作成容疑などで追送検。神戸地検尼崎支部は１２日、懲戒免職になったことなどを理由に一括して起訴猶予処分にした。

[ 2010年05月12日 17:50 ]