普天間:鳩山首相 6月以降の交渉継続に初めて言及

2010年5月13日 10時36分 更新:5月13日 10時52分

 鳩山由紀夫首相は13日朝、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関し「5月末の期限をつくったので、国民との約束の中でできる限りのことはするが、すべて果たされるかどうかもあり、6月以降も詰める必要があるところがあれば努力する」と述べた。自ら公言してきた「5月末決着」は困難との見方を表明すると同時に、6月以降も首相として自ら交渉を継続する意思を初めて示した。首相公邸前で記者団に語った。

 首相は地元自治体、連立与党、米国の同意を得た上で5月末までに決着させるとしてきた。政府は既に5月末決着を断念しているが、首相自ら認めた。

 平野博文官房長官が12日夜、鹿児島県徳之島町の町議と会談し、基地機能の一部移転への協力を求めたことについて、首相は「大変厳しいという話はうかがった。ただ、意見をうかがうのは大変大事で、これからも続けていく必要があるし、政府の考え方に理解を深めてもらえるよう努力したい」と語った。【青木純】

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