クラシックはお嫌いですか?
クラシック鑑賞なんてかったるい、なんていう学生が最近多いそうです。
それよりもヒットチャートの曲をカラオケで歌いたいと。
しかし、クラシックとヒット曲が合わさると、ものすごーいグルーヴ感が出るって事を知ってますか?
上品なようで軽薄、ポップなようで高尚。
クラシックをモチーフにしたヒット曲を楽しまない手はありません。
元からクラシック好きな人の中には「邪道だ」と怒る人もいるけどね…。
「教育音楽(中学高校版)」(音楽之友社)に連載中の内容をちょっとずつご紹介します。
●テーマ楽曲●
エレクトリック・ライト・オーケストラ「ロール・オーヴァー・ベートーヴェン」(運命/ベートーヴェン)
A+「エンジョイ・ユアセルフ」(運命/ベートーヴェン)
ミュージシャンが「クラシックをカバーしよう」と思い立ったとき、どうしても敬遠しがちなクラシック曲といえばなんでしょう?それは、ベートーヴェンの「第五交響曲『運命』」である。だってあまりにもベタ過ぎるだろう!幼稚園児でも口ずさめる定番中の定番チューンであるところの”ジャジャジャジャーン”である。恥ずかしくっておいそれと手は出せない。
しかしそんなベタな定番に敢えて挑んだ猛者もいる。それが、70年代に活躍したロックバンド、エレクトリック・ライト・オーケストラと、2000年代の一発屋ラッパー、A+である。どちらの曲も、「運命」のキャッチーなメロディによって成功を収めたのだが…。その後の歌手生命にとっては、果たして吉と出たか凶と出たか…!?
「教育音楽(中学高校版)2007年8月号」(音楽之友社)にもっと詳しい記事がありますよ!
Back Number
バックナンバーの有無については、(株)音楽之友社までお問い合わせ下さい。
第28回「なぜ!?サブカルチャーに好かれるケテルビー」(07年7月号)
○ケテルビー/特撮(ケテルビー「ペルシャの市場にて」)
○聖少女領域/ALI PROJECT(ケテルビー「ペルシャの市場にて」)
第27回「和洋折衷!?カタコトでカバーされた日本の唱歌」(07年6月号)
○荒城の月(Kojo No Tsuki)/ザ・スコーピオンズ(滝廉太郎「荒城の月」)
○Den Den/スナッフ(唱歌「かたつむり」)
第26回「深い!日本の歌姫がカバーしたベートーヴェン』」(07年5月号)
○ 幸せになろう/宇多田ヒカル(ベートーヴェン「エリーゼのために」)
○こんなに近くで.../Crystal Kay(ベートーヴェン「交響曲第7番」)
第25回「音楽というよりとんち!?『無音の音楽』をカバーする」(07年4月号)
○ ア・ワン・ミニット・サイレンツ/ザ・プラネッツ(ジョン・ケージ「4分33秒」)
○(サイレンス)/チコーネ・ユース(ソニック・ユース)(ジョン・ケージ「4分33秒」)
第24回「意外?フォークソングで歌われる『モルダウ』」(07年3月号)
○ 男は大きな河になれ/さだまさし(スメタナ「モルダウ」)
○モルダウの流れ/斉藤和義(スメタナ「モルダウ」)
第23回「形は変えても陽気な気分!『アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(07年2月号)
○ 国民的行事/KREVA(モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」)
○SUPER-CALIFRAGILISTIC-EXPIARI-DOCIOUS/BOOWY(モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」)
第22回「その意味は?アイドルが歌うクラシック」(07年1月号)
○ さびしんぼう/富田靖子(ショパン「別れの曲」)
○来て来てあたしンち/平山綾(エルガー「威風堂々」)
第21回「なぜ聴く!? クリスマスに『パッヘルベルのカノン』」(06年12月号)
○クリスマス・イヴ/山下達郎(パッヘルベル「カノン」)
○クリスマス・イヴ/女子十二楽坊(パッヘルベル「カノン」)
○クリスマス・イヴRap/KICK THE CAN CREW(パッヘルベル「カノン」)
第20回「悲しい事は絶望じゃない!『交響曲第40番」(06年11月号)
○哀しみのシンフォニー/シルヴィ・バルタン(モーツァルト「交響曲第40番」)
○SELF DESTRUCTION/DJ YUTAKA feat. ZEEBRA, K-DUB-SHINE, Rhymester + KOHEI JAPAN & ラッパ我リヤ(モーツァルト「交響曲第40番」)
第19回「クラシックの音楽形式にポップスを取り入れろ!」(06年10月号)
○ ボレロ/Mr.Children(ラヴェル「ボレロ」)
○ティッシュ配り/ブリーフ&トランクス(ラヴェル「ボレロ」)
第18回「リフレインしない『ボレロ』は『ボレロ』じゃない!?」(06年9月号)
○帰ろう歌/mihimaru GT(ラヴェル「ボレロ」)
○疾風のブレードランナー/BUCK-TICK(ラヴェル「ボレロ」)
第17回「『G線上のアリア』を歌えば、すべてはオールオッケー!」(06年8月号)
○エヴリシング・イズ・ゴナ・ビー・オールライト/スウィートボックス(J.S.バッハ「G線上のアリア」)
○G線上のアリア/松崎しげる(J.S.バッハ「G線上のアリア」)
第16回「テンポが変われば印象も変わる!『月光ソナタ』」(06年7月号)
○ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調≪月光≫/グレン・グールド(ベートーヴェン「月光」)
○ALIVE/X [X JAPAN](ベートーヴェン「月光」)
第15回「もう定番?結婚式はパパパパーン」(06年6月号)
○しあわせのリズム/Keyco(メンデルスゾーン「結婚行進曲」)
○結婚闘魂行進曲『マブダチ』/氣志團(メンデルスゾーン「結婚行進曲」)
第14回「つなぎ方が肝心!クラシックとポップスをメドレーに!」(06年5月号)
○木星〜星空のディスタンス/THE ALFEE(ホルスト「木星」)
○朧月夜〜祈り/中島美嘉(唱歌「朧月夜」)
第13回「ルーツはどこに?『ゴジラ、ゴジラ、ゴジラとメカゴジラ』」(06年4月号)
○福岡市ゴジラ/少年刑事ケンイチくんと青島博士とカクテル長官(伊福部昭「ゴジラのテーマ」)
○正調ゴジラップ/サブロー氏神&制服向上委員会(伊福部昭「ゴジラのテーマ」
第12回「なぜ!?童謡歌手に歌われる『トルコ行進曲』」(06年3月号)
○トルコ行進曲/由紀さおり・安田祥子(モーツァルト「トルコ行進曲」)
○おかあさんといっしょの「トルコ行進曲」/速水けんたろう・茂森あゆみ(モーツァルト「トルコ行進曲」)
第11回「カバーの果てに!行進できない『トルコ行進曲』」(06年2月号)
○Human System/TM NETWORK(モーツァルト「トルコ行進曲」)
○修学旅行行進曲/嘉門達夫(モーツァルト「トルコ行進曲」)
第10回「クラシックとロックを融合させたパイオニア!エマーソン・レイク&P」(06年1月号)
○展覧会の絵/エマーソン・レイク&パーマー(ムソルグスキー「展覧会の絵」)
○火星―戦争をもたらすもの/エマーソン・レイク&パウエル(ホルスト「火星」)
第9回「ジャンルを超えて輪廻する『メリークリスマス、ミスター・ローレンス』」(05年12月号)
○戦場のメリークリスマス/AI(坂本龍一「Merry Christmas, Mr. Lawrence」)
○悪巧み〜Merry Christmas, Mr. Lawrence/ロットングラフティー(坂本龍一「Merry Christmas, Mr.
Lawrence」)
第8回「協奏曲ではないけれど!二つのラヴァーズ・コンチェルト」(05年11月号)
○ラヴァーズ・コンチェルト/サラ・ヴォーン(バッハ「メヌエット」)
○A LOVER’S CONCERTO/薬師丸ひろ子(バッハ「メヌエット」)
第7回「笑うか怒るか?コミックソングの中のクラシック」(05年10月号)
○交響曲第五番『朝ごはん』/上海太郎舞踏公司B(ベートーヴェン「運命」)
○カテキン/ブリーフ&トランクス(ポンキエルリ「時の踊り」)
第6回「ドスは効いてもピースフル!ヒップホップと『パッヘルベルのカノン』」(05年9月号)
○シー・ユー・ホエン・ゲット・ゼア/クーリオ(パッヘルベル「カノン」)
○ARMAGGEDON/MALI[新世紀エヴァンゲリオン](パッヘルベル「カノン」)
第5回「世界で最も有名なヒット曲フィーチャリングクラシックを探せ」(05年8月号)
○ビコーズ/ザ・ビートルズ(ベートーヴェン「月光」)
○幸せになろう/宇多田ヒカル(ベートーヴェン「エリーゼのために」)
第4回「姿を変えても漂う哀愁!『悲愴ソナタ』」(05年7月号)
○今宵はフォーエバー/ビリー・ジョエル(ベートーヴェン「悲愴」)
○重ねる積み木/CLIP CRHYMERS(ベートーヴェン「悲愴」)
第3回「ギターソロでクラシックを!」(05年6月号)
○メタル・ハート/アクセプト(ベートーヴェン「エリーゼのために」)
○銀河鉄道の夜/銀杏BOYZ(バッハ「主よ、人の望みの喜びを」)
第2回「カバーのカバーのカバー!『情熱の花』三部作」(05年5月号)
○情熱の花/カテリーナ・ヴァレンテ(ベートーヴェン「エリーゼのために」)
○情熱の花/ザ・ピーナッツ(ベートーヴェン「エリーゼのために」)
○情熱の花/W[ダブル・ユー](ベートーヴェン「エリーゼのために」)
第1回「魅力的なのは高音?低音?二つの『木星』」(05年4月号)
○jupiter/平原綾香(ホルスト「木星」)
○JUPITER/本田美奈子.(ホルスト「木星」)
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