COP15の会議でブラックブロックなる人々のデモ隊が暴徒化したようですが。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091213-00000097-reu-int ふーん、車に火をつけたらCO2増えるんじゃないかって思うのはワタクシだけでしょうかねー まあせいぜいがんばってカンキョーモンダイに取り組んでくださいな、ブラックブロックの皆様。自分が息するのやめたらもっと貢献すると思うけれどね。 そういえば、こういうのもありました。排出権取引ですが、まあもともとあやしげな取引ですからねぇ・・・ http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121101000259.html この件は実はかなり前から問題になっていました。要するに付加価値税抜きで仕入れたものを付加価値税付きで売り(国際間の税金が違うのに国際間取引)本来納めるべき税金を払わないままドロンしてしまったりする。付加価値税といっても元の金額がでかいうえに欧州は押し並べて税金が高いから、こういうことが起きるのでしょう。イギリスではすでにこの問題に対処するため排出権取引の付加価値税を撤廃したそうですし、オランダやフランスでも同様の対応がとられているようです。 それにしても、簡単にドロンするような主体とか税金をちょろまかすようなセコい主体が参加しているこの取引、本当に大丈夫なんでしょうかねぇ・・・・ そもそも論として、排出権取引で本当にCO2の問題が解決できるのでしょうか?結局大きな流れでは先進国(枠に余裕なし)ら途上国(枠に余裕あり)へと巨額のお金が流れる仕組みで、その途中でこの事件にもあるように不埒なブローカーが活躍する、という仕組みですが、お金をもらった途上国は先進国に追いつくために工業化を進め、未熟な設備と技術でどんどんCO2を増やしてくれる可能性が強いと思います。そして細かいことを言えば暗躍するブローカーのようなお金目当ての人々は贅沢な暮しを続け、儲かったお金でますますCO2を増やすライフスタイルを享受する。 CO2削減の問題はお金の問題ではない。本当に必要なら、権利のやり取りではなく、成長を犠牲にしても地球全体規模での削減をしないと意味がない。環境問題は本当は途上国でこそ深刻な問題となりつつあり、そこでの制限を課さなければ解決できない問題だと思います。また先進国でも枠を買ったから排出を続けられるという仕組みは効果が薄いと感じています。以前にも書いたように、この仕組みはどうもインチキくさくて、誰かが儲けるために作ったにおいがぷんぷんして全く信用なりません。 |
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Totally agreeです。 |
HKPB 2009/12/15 23:20 |
そもそも論の更なるそもそもですが |
STC 2009/12/16 14:08 |
HKPBさんどうもです。金融的には無から有を生み出すという結構すばらしい仕組みだとはおもいますが、無から有を生み出そうとすることの危険は金融工学で多少懲りているかとおもいますが。 |
厭債害債 2009/12/29 16:08 |
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