http://www.fasb.org/cs/ContentServer?c=FASBContent_C&pagename=FASB%2FFASBContent_C%2FNewsPage&cid=1176155633483 2010年から適用。実は前回のエントリーをかいた後ある記事を読んでふと気付いたのですが、この変更が意外に新資本規制の延期の背景にあるのかもしれません。 FAS166 167の改正は、一言でいえばQSPE(qualified special purpose entities=非連結対象となるSPE,とくにFNMA FHLMCなどのMBSローンポートの信託など)が認められなくなる結果、これらがバランスシートに戻ってくる。一般の銀行でもまだまだ非連結VIEなどがまだ総資産の数パーセント程度あるわけですが、その一部は新しい基準に従ってやはり連結対象となるという結果をもたらすようです。 一般論としては、やはりこれらの処理のために一斉に資本調達に走られたら、株式市場などがかなり苦しくなるという判断ではないかと思います。もちろん相当部分がすでに償却済みという説もあり、それほどではないという意見もあるのですが、どちらにしても、アメリカなどではCMBSの償還もこれから10年近く山場を迎えるのですから、この時期あまり負荷をかけない方が賢明という現実的な判断になったのではないかと思いました。 もちろん、前回も書いたように欧州の方の問題も依然として相当大きいです。一時の憤激によって資本不足を直接的に治癒させようとしたものの、あまりにひどい現実の前に立ちすくんでしまったという感じでしょうか? ところで今日ロイターの画面を見ていたら亀井大臣が「日本の言い分が通った」みたいな言い方をしてました。こういうのは善良な感じで微笑ましいというかなんというか・・・ |
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