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アルツハイマー治療、新薬2種の承認申請

2010年3月1日21時30分

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 アルツハイマー型認知症の世界的な標準治療薬であるヤンセンファーマの「ガランタミン」(一般名・臭化水素酸ガランタミン)と、アスビオファーマの「メマンチン」(同・塩酸メマンチン)が、厚生労働省に対し薬事法に基づき承認申請された。いずれも審査に1年ほどはかかる見通し。国内では治療薬は現在、エーザイの「アリセプト」しか承認されていない。

 ガランタミンはアリセプトと同じように脳内の神経に情報を流すのに必要な物質アセチルコリンの分解を抑える。さらにガランタミンはアセチルコリンの産生も促す。メマンチンは脳の神経細胞が壊れるのを防ぐ作用がある。2剤ともアリセプトのように認知症の進行を緩やかにする効果が期待されている。

 国内のアルツハイマー型認知症患者は100万人以上とも言われ、現在の治療薬の市場は薬価ベースで約1千億円という試算もある。

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