協会けんぽ支援 改正法が成立
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協会けんぽ支援 改正法が成立

5月12日 16時52分

中小企業のサラリーマンとその家族が加入する「協会けんぽ」への国の補助の割合を引き上げることなどを盛り込んだ医療保険法の改正案が、12日の参議院本会議で、与党などの賛成多数で可決され、成立しました。

今回の改正では、中小企業のサラリーマンとその家族が加入する「協会けんぽ」について、保険料収入が落ち込んでいることから、急激な保険料の引き上げを抑制するため、国の補助の割合を今の13%から16.4%に引き上げます。また、「協会けんぽ」や、大企業のサラリーマンらが加入する「健康保険組合」などが負担している、後期高齢者医療制度への支援金の算定方法を給与に応じたものに変更します。これによって、「協会けんぽ」の負担分は減りますが、「協会けんぽ」の加入者に比べて、給与の高い健康保険組合などの負担分は増えることになります。また、改正案には、親が経済的な理由などで保険料を滞納し、国民健康保険の保険証を持っていない高校生に対し、適切な医療の機会を確保するため、6か月間有効の保険証を発行することなども盛り込まれています。この医療保険法の改正案は、12日の参議院本会議で、与党などの賛成多数で可決され、成立しました。