社会

岩国市長が17日に普天間基地視察へ
(山口県)
岩国市の福田市長は在日アメリカ軍再編に伴い岩国基地に移転する
KC130空中給油機の運用実態を把握するため今月17日、沖縄の普天間基地を視察することになった。在日アメリカ軍再編に伴い
岩国基地には神奈川県の厚木基地から空母艦載機59機が移転するほか沖縄県の普天間基地からKC130空中給油機12機が移転してくる予定。岩国市の福田市長は先月、会見で沖縄・普天間基地を視察する方針を明らかにしていた。これに伴い11日、KC130空中給油機の運用実態や沖縄の基地負担を実感するため今月17日に
沖縄・普天間基地内を視察すると発表した。沖縄の普天間基地は2006年、在日アメリカ軍再編の中で同じ沖縄県の名護市辺野古沖を埋め立て、2014年までに移設することで日米両政府が合意した。しかし再編見直しを掲げた鳩山政権発足後、移設問題は大きく揺れ、現在は桟橋方式での辺野古移転と部隊か訓練の一部を徳之島に移すことで調整が行われている。福田市長は在日アメリカ軍再編について「基本的には協力すべきもの」との認識を示しているが再編見直しを掲げた現政権に対しては「説明責任が十分に果されていない」との考えを示している。
[ 5/11 15:35 山口放送]