(cache) ［ポルシェ911Ｔ］個人売買情報

大変きれいなナローポルシェのご紹介です。

昔からの憧れでもあったポルシェ。お子さんの手が離れたのをきっかけにポルシェ探しをはじめられたのが今から約9年前でした。

ポルシェに乗るのであればナローしかない！との想いでポルシェ探しを開始したものの、なかなかいいものが見つからず、やっと見つかったのが今回ご紹介する911Ｔです。

本当は”Ｓ”が欲しかったそうですが、オリジナル状態のものはかなり高価であることと、価格的に魅力的なものは大幅に手が加えられているもの等などご自身の感覚に見合ったものがなかったそうです。

現車は名古屋の某ＶＷ専門店のオーナーが所有されていた車両を個人売買で購入されました。

購入後はシャッター付のガレージで保管し、雨天は極力乗らないように心がけておられてそうです。（移動途中に雨に降られたことはあるものの、天気予報をチェックし雨天には乗っていません。）

【外装】
・外装については購入時にオールペイントされており大変きれいな状態です。塗装については総剥離等の手の込んだものではなかったそうですが、非常に丁寧な仕事が伺えるきれいな仕上がりです。
　（元色は赤ですが、赤色が見えるところはほとんどありません。現在の色はグリーンメタリックで、マツダロードスターの緑とほぼ同じ色です。）
・全体としては非常にきれいな状態なのですが、取材日の前日に草刈機が倒れてしまい、ボンネット及び右フェンダー上部に引っかき傷のようなものがついてしまいました。それほど大きな傷ではありませんが画像にて確認して下さい。

【内装】
・オリジナルの状態がきれいに保たれています。決して極上とは言えないまでも、40年近く経過したこの車の歴史をいい感じに刻みながら大切にされてきた事が伝わってくる雰囲気です。
・シートの状態はドライバーズシートには使用感がある為、若干スレ等はあるものの大きなダメージはありません。助手席に関してはこれといったダメージは無く良好です。
・ダッシュボードにはクラックがありますが、全体的に醜い状態ではないので、クラックも”味”のひとつに感じました。
・タコメーターについてですが、若干ブレがあります。オーナーさん自身いろいろと調べてみたそうですが、原因が良くわからないのでメーター本体の劣化ではないかとの事でした。
・湿度の高い日などに燃料計、油量計に若干曇りが出るそうです。
・その他スイッチ、計器類に異常は無く、すべて正常に機能します。
・ＣＤデッキ

【機関】
・購入時に大阪のポルシェ専門業者にてエンジンを降ろしてのオイル漏れ修理、エンジン調整、オイルクーラー交換、マフラー交換を実施されています。
・平成19年にフロントブレーキの分解整備、ディスクローター、パッドを交換
・オーナーさん自身船舶関係のエンジニアさんで、基本的にご自身で全ての整備、調整を実施されます。
・オイル交換については最低でも年に1回実施、9年間所有されている間の走行距離は約38,000ｋｍですが、その間のメンテナンスについては下記の通りです。
　　タペット調整・・・・・・・・・・3回
　　デスビキャップ交換・・・・・2回
　　ポイント交換・・・・・・・・・5回くらい
　　エアーフィルター交換・・・2回
　　燃料フィルター交換・・・ 2回
　　プラグ交換・・・・・・・・・・ 2回
・シフトリンケージについてはショートストロークの社外品が入っています。
・アルミについては純正のアロイホイールです。

【総評】
・横に乗せていただいた感じとして非常に軽快な走りと切れのいいエンジンはさすがにポルシェらしいポルシェだと実感させてくれる車体です。また、オーナーさんが乗りながらしっかりと手をかけられていることが全体の調子のよさからも十分に伺える車体だと思います。今回出品されるに当たり、このまま所有することも考えたのですが、ご年齢とその他ご事情により惜譲されます。できればご自身でメンテナンスされ、大切にしていただける方にお譲りしたいとのことでした。

車は山口県大島郡にあります。
個人のため諸費用等はかかりませんが、月割り自動車税及びリサイクル料（12,400円）については別途必要となります。