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2010-02-20

顧客原理主義が日本を破壊する

たとえばこんなエントリ。

脱近代宣言

このエントリを書いた人は、大学を卒業してせっかく就職した会社を半年もしないうちに辞めた。理由は、パワハラ残業代が出ない、休みがない等々。どれも辞めるに立派な理由になりうる、と私は思う。

私が、「日本はダメだ!もっと気合を入れよう!」というエントリを書くたびに、「日本がこれ以上成長する必要ないだろww」みたいなコメントがつくのを不思議に思っていたのだが、最近になってその理由がわかった気がする。

みんな疲れているんだ。

長い通勤時間。連日の残業。理不尽な顧客の要求。サービス残業休日出勤に徹夜。働いて働いて、それでも給料は上がらない。昇進もしない。日本経済の衰退を告げる連日の暗いニュース。辞めたい。でも辞められない。辞めたらもう二度と就職できないかもしれないから。世間の人たちに後ろ指を指されるから。親が悲しむ。妻が泣く。住宅ローンをどうしたらいいんだ?子供の教育費は?

私は、16年ほどまえに大学を卒業してから、実は3分の2くらいの期間しか働いていない。数年働くと、仕事をやめて勉強したり遊んだり。そしてまた働き始めるということの繰り返しだ。基本的に好きなときに働き、好きなときに遊んでいる。いろんな国に住み、いろんなところに旅行に出かけた。欧米社会にはこんな人間は珍しくないが、日本人にしてはかなり自由人の部類だろう。

学校を卒業してから、ブランクを恐れてひたすら自分にムチを打って働き続けている人たちとは、そうとう違う人生なんだろう、と想像する。そういう人たちの中には、人生に疲れきってしまっている人たちがいるのではないか。人間、疲れきってしまうとつい愚痴っぽくなるし、周囲の人たちにも批判的になるものだ。日本に 2ch のような巨大な匿名掲示板が発達し、ありとあらゆる罵詈雑言が渦巻いているのは、対応する巨大なストレスと疲労の存在を暗示している。

やれリフレだ、財政出動だ、いやいや構造改革だ、高付加価値サービス業への転換だ、等々、日本経済の進むべき方向について、議論が絶えない。しかしながら、いま日本人に一番必要なものは、しばしの休息なのではないだろうか?仕事を休んで、自分が長らくずっとやりたかったことをやってみる。あるいは一週間くらいずっと家で寝ている。海外へ1ヶ月くらい放浪の旅に出かける。等々。昇給でも高価な買い物でもなんでもなく、自分自身に心の栄養を与えるしばしの時間こそが必要なのではないか?

そう考えると、いまの日本の諸悪の根源は、デフレでも生産性の停滞でもなく、労働者をムダに消耗させる「顧客原理主義」かもしれない。過剰接客とも言おうか。日本人全員が顧客のわがままに振り回されすぎている。その顧客の多くは、同じ日本人なのだから、やや滑稽なのだけど。同じ人物が、働いているときは奴隷のようにペコペコ頭をさげ、客になるときには傲慢な主人のように振舞う。もうこんな喜劇のようなことはやめにしないか?

一人一人がもっと自分の気持ちに素直に振舞うことだ。うれしくもないときには笑わないこと。うれしくもないのに笑うのは、精神衛生上、まことによろしくない。客が来ても、うれしくなければブスッとしていればよろしい。好きな客がくれば笑えばいいし、いやな客は追い出してしまえばいい。売上げなんか落ちてもそのほうがずっと幸せになれるはずだ。

過剰接客禁止法、という法律政府が作ったらどうだろうか。その法律は、雇用主による従業員への表情の強制を禁止する。「客が来たら笑え」という命令を禁じるのだ。働いているときには、別の人格になりきるのではなくて、普段の自分と連続的に振舞うことを許されるだけで、確実にストレスは減る。

みんなもっと自分の気持ちに素直になろうよ。嫌だと思うなら嫌だと言おう。嫌な仕事はやめてしまおう。そうやって、本物の笑顔を取り戻せば、もっと幸せな日々が待っているよ。

KKMMKKMM 2010/02/20 21:55 無理です。
今、必要なのは、
笑顔の仮面を被り続けること。
さっさと心を殺して、感情を無くすことです。
そうやって、仕事を続けるだけです。

KKMMKKMM 2010/02/20 22:01 一週間も、自分の楽しみのために会社を休んだら、馘首です。
そして、二度と就職できずに社会的に抹殺されます。

KKKKKK 2010/02/20 23:46 というふうに「無理だ」と決めつけたがる気持ちはわかります。

そう思わないとやっていられないもんね。

私自身もKKMMさんのような考え方をしていましたが、オーバーワークによる鬱病で仕事やめてからは、回復後独立して自分で仕事してます。

なんとかなるものですよ。

Shima-MaroShima-Maro 2010/02/21 00:04 ブログへのコメントを書くのは初めてです。最近こちらのブログを拝見して、明確な意見と観察力に感服しております。本記事の趣旨に私は全面賛成します。市場競争という名のもとの過剰な競争が”社会エネルギー”の無駄ではないかと感じておりましたが、その根っこは、顧客原理主義で説明できるわけですね。軽いうつ病で1か月会社を休んだことがあります。不安とは別に、これまでにない解放感があったことを認めないわけにはいきません。「お金を稼ぐ=働く=休めない」の構図を柔軟にする社会のしくみ構築と文化の成熟が必要に思います。2世代後ぐらいまでには。

元小売業元小売業 2010/02/21 02:05 新卒して3年、1年間に300日くらい働かされて鬱になって辞めました。
タイムカードは定時に押すように強制されてました。
鬱は会社が認めなかったのですが1秒でも早く辞めたかったので自己都合で退社しました。
俺の人生オワタ

世の中同年代で結婚して子供がいる人は凄い、どうやって育ててるんだろ?
世の中少子化は収まりそうにない。

222222222222 2010/02/21 11:07 平日は社畜で休日は家畜が夢という共同幻想はおわりにしよう。
自分の為に働いてない姿は子供も見るのが辛い。

ジジイ困ったジジイ困った 2010/02/21 11:56 営業スマイルくらい自分に嘘をつく瞬間はないですね。
某有名俳優がオーディションで笑顔を求められた時、「面白くもないのに笑えるか」と突っぱねたそうです。
日本人はもっと素直にならなければいけないですね。

海馬1/2海馬1/2 2010/02/21 12:03  そもそも、職業選択の仕方に問題がある、
新卒無研修採用と社畜適正検査の結果を自己分析しないからだw

tamai1961tamai1961 2010/02/21 12:52 まったく同感です。「脱近代宣言」は、いまの若者の気分をよく表しています。露骨にこういうことをいう人は少数ですが、それは脱落がこわいからで、ご隠居さんになれるならそれがいちばんいいと思っている人は多い。ただ、顧客原理主義から脱却するという処方箋を実現するのは難しいですね。文句を言う顧客は、「弱者」なのです。そして、「弱者」に同情するのが社会の基本コードになっています。

RKRK 2010/02/21 14:15 初めて訪問したにも関わらず、コメントさせて頂きます。
僕も、この日本企業・日本人の首の締め合いについては非常な問題意識を持っています。
でも、「圧倒的な顧客原理主義」は簡単には解決できないジレンマを抱えるのでは、とも考えます。
資源の豊富な某国で生活をしていますが、そこから見ると、日本という国は、無駄な「あうんの呼吸」が多い一方、資源が無い日本企業において、この顧客原理主義が結果的に日本企業の強みになっているのでは、と感じます。
労働過多な日本企業文化を否定にするのはいいですが、それが無くなったら日本の強みは無くなるのではないでしょうか(教育レベルも低くなっているし)。

another botanother bot 2010/02/21 14:39 >働いているときには、別の人格になりきるのではなくて、普段の自分と連続的に振舞うことを許されるだけで、確実にストレスは減る。

これはその通りだなーと思います。普段の自分と仕事の自分を収斂させることができればいいのですが。

vzcvzc 2010/02/21 14:48 素直に生活保護を受けなさい。日本国民には職業選択の自由と生活保護の権利がある。お金に困れば生活保護がある。健康な若者も対象内だ。
生活保護 申請 - Google 検索 http://www.google.co.jp/search?q=%E7%94%9F%E6%B4%BB%E4%BF%9D%E8%AD%B7+%E7%94%B3%E8%AB%8B

CGHCGH 2010/02/21 14:49 割に合わない労働。労基法違反の劣悪な労働よりも生活保護を選びましょう。

20代IT勤務20代IT勤務 2010/02/21 14:54 そんなつまらないことまで政府が強制する社会ってどうなんでしょうね。今のほうが百倍マシだと思います。
労働基準法違反なら法律を武器に立ち上がるのが筋で、後が怖いからと耐え忍んで、結果身体を壊したり、病気になったりしていまうのはその人自身の問題です。自分のしたい仕事をしてないのもその人の問題でしょう。接客スマイルのない仕事がしたくても見つからないのであれば、それこそ起業という手があります。市場ニーズがあれば受け入れられるでしょう。
もっと自主性を。求めよ、されば与えられん。

fkfk 2010/02/21 16:19 20代IT勤務はまだ人生経験が足りないのでしょう。みなさんと同じ土俵に上がれるようになるまであと数年死ぬ気で働いてみてください。

この記事は今の世の中の問題の本質を突いている記事だと私も思います。
もし「安楽死」が法的に認められたら、おびただしい数の人たちが利用するくらい、生きにくい世の中になっています。その一つの要因がお互いに感情を殺すことに繋げている顧客原理主義でしょう。

orenimoiwaseroorenimoiwasero 2010/02/21 17:01 しぶとく生きましょうよ!
http://workingnews.blog117.fc2.com/blog-entry-2585.html
「中卒→塗装屋→運送屋→配管工→デリオーナー。
でもDQNじゃないよ、ホントだってばwww
開業資金はもちろん・・・・サラ金ですがな。
今ほど審査きつくなかったし、失敗したら飛べばいいかって。 」

KK 2010/02/21 18:49 安易に生活保護を選ぶ無かれ。本当に必要な人が苦しむ事になる。本当に働けないのか?選り好みをしているだけではないのか? 甘えてないか? そして、まずは親に泣きつけ! 親友に泣きつけ!それでも駄目なら最後に国に泣きつけ!

rockrock 2010/02/21 20:40 英語教育を徹底し、労働者が海外市場、国内市場選べるようにすればよい。
それが一番ガラパゴス化を壊せると思うんだけど。

elm200elm200 2010/02/21 21:14 外部の顧客より組織内部の他部門のほうがうるさいなんていう意見もありましたが、それも根源をたどると顧客原理主義に行き着くんじゃないですかね。たとえば IT 業界の場合、営業が「顧客の意向」を黄門様の印籠のようにかざして、エンジニアをデスマーチに追い込むなんてよくある光景で。

「顧客原理主義はいいけど、その分きちんと対価を取れ」という指摘はまったくそのとおりで、顧客からするとサービスがタダだからサービスの過剰供給が起こってしまうんですね。(経済学風にいえば市場の外部性ってやつでしょう)

ただ一人一人の労働者の人たちの中でも、この原価計算が正しく行われていない気がするんですね。働く人たちが「仕事だから仕方ない・・・笑顔を作るしかない」とあきらめているんでしょうが、精神的な歪みが起こる、というコストが意識されていない。コンビニでの過剰接客にしろ、顧客への提案書を徹夜で書いている人にしろ、そうすることで自分の中で何かが壊れるというコストにもっと敏感になったら幸せになれるんじゃない?というのがこのエントリの趣旨ですね・・・。みなさん、その時給でそんなに働いていいんですか??

nippondanjinippondanji 2010/02/21 21:22 「日本人には休息が必要」「過剰接客はよくない」この2つの主張には同意しますが、それぞれに因果関係があるとは思いません。もうひとつ、「過剰接客」についてはNGな場面とOKな場面があると思います。例えば、SEを奴隷のように扱う傲慢な客は目に余るものがありますが、例えばファーストフード店で行われているような接客は過剰ではなく、むしろクレーマーを出さないことでコストを抑えるように最適化された戦略なのではないでしょうか。(それによりお客さんだけでなく従業員の仕事も減りますから。)

日本人の労働環境については、過剰接客を辞めるという間接的な方法ではなく、労使の関係を見直すような法案のほうが適していると思います。例えば、従業員が100人以上居る会社では、毎年従業員投票が行われて過半数以上の反対があれば社長をクビに出来るようにするとか。今は株式会社というと、株主の意向で役員を解雇出来ますし、労働者は上司の命令に逆らえません。そのような階層構造は、自然に搾取を導きます。労働の主役は労働者ですから、株主が経営に関して口を出すという構造を改めて、労働者の力を強くするべきでしょう。

などというと、もの凄く現状からかけ離れた理想主義を語っているような感じですが、日本は資本主義ですがそれ以前に民主主義なので、もう少し「民」よりの仕組みに変えても良いのではないかと思う次第です。

almostalmost 2010/02/21 21:41 こういう事態を顧客原理主義と命名するのがふさわしいかどうかはともかく、私は著者の論旨は概ね理解できる。禁止法で縛るのは非現実的だが、政策運営で誘導するのは可能だろう。「その人自身の問題」と言って自己責任論を強めてきたことが社会全体のひずみを生んできたからだ。少し増税してでも社会保障を厚くし、一方で解雇や採用を柔軟にして労働市場の流動性を高めることが、社会の活力を増すことに繋がると思えてならない。

agtagt 2010/02/22 00:41 教育が問題なのではないでしょうか?
自分の受けてきた「ゆとり教育」を振り返って考えたとき、良かったと思えるものは、体罰厳格化ぐらいしか考えられません。社会人でも使えそうか縦関係の礼儀作法は一部の部活に残っている程度です。そのような環境である為に、就活前に面接の訓練を受けなければなりません。礼儀は身に付いて初めて礼儀なのだと思います。ゆとり世代にもそれなりに礼儀があります。そこには過度な笑顔はなく、もっと繊細で、照れ屋で、穏やかななものです。ゆとり世代は自分たちの礼儀を、別次元の礼儀に書き換える必要があるのです。
今のストレスの根源は礼儀の教育がなっていないことです。
※文章を読みやすくするため礼儀としました。実際にはもう少し幅広くとらえた方がいいと思います。

kyunkyun 2010/02/22 01:01 嫌ならやめればよくて、やめられないのは自分のせい。
これは選択した責任か変えられない理由があるわけで、
前者は事前の自分のリサーチが足りてなかったからで
後者はそれまでの自分の努力が足りていなかったから。
どちらも自分の準備不足なんで誰にも文句は言えない。

僕が好きなチェーザレ・ボルジアは「自分語り」はしない。
成功していない人のそれは言い訳で、成功していない人のそれは自慢であるから。
自慢は誰も聞きたくはない。だからしない。

このコメントも「自分語り」になってしまうことを恐れるが、手慰みとして許して
もらうとすると、顧客原理主義は正しい。

なぜなら、それに値しない労働者が多数だから。
利益の最大化しか経営者は考えていないという前提に立つと、自分の予想を超えない
人にリスクをかけないのは普通です。という当たり前の結論に落ち着いてしまう。

利益あげられない人はしいたげられて当然で、あげられると思っている人は「顧客至上主義」
的な中から組織を変えていくんでしょうねという感想でした。

g大生g大生 2010/02/22 01:05 だから多くの社会人が大学生に遊べというのですかね。
大学生活が唯一の心の栄養を蓄える時期なのでしょうか。

floatman floatman 2010/02/22 01:15 >nippondanjiさん
>株主が経営に関して口を出すという構造を改めて、労働者の力を強くするべきでしょう。

株式会社は株主のものです。
株主が経営に関して口を出すのがイヤなら
MBOでもして株式公開をやめればいいだけです。
労働者の力が強い企業や国はうまくいくためしがないです。
往々にしてもっている資本を賃金としてばら撒いておわるからです。
その(悪い意味で)よい例が日本の公務員と日本政府です。

floatmanfloatman 2010/02/22 01:17 >過剰接客禁止法、という法律を政府が作ったらどうだろうか。
それこそ社会主義です。
さいきんのエントリを読むと
酒井さんの私生活が心配になります。

顧客にたいするサービスを高めるのは
資本主義社会ではあたりまえのことです。
それを「顧客原理主義」といって
批判するのは危険な兆候だとおもいます。

顧客評価の高いサービスは競争力につながります。
それをやめるならつぶれるか外部の資本に買収されるだけです。
自己のサービス向上を否定して
資本主義のありかたを
「奴隷型顧客満足第一主義w」とかいって批判する人間は
じぶんの食いぶちを減らしていることになぜ気づかないんでしょう。

いまの日本でもんだいなのは顧客原理主義じゃなくて
顧客のためにも従業員のためにもなっていない労働環境のほうです。
almostさんもいっているように労働市場の流動性がなさすぎるのです。
本来なら顧客のために働くことが自分のためにもなるのですが
いまの労働市場では従業員はクビになりたくないから働くだけです。
顧客原理主義のせいではありません。株主市場主義のせいでもありません。
高度経済成長期のなごりでしかない
年功序列制にしばられているからそうなるのです。
そういう意味では日本に顧客原理主義なんてどこにもないです。

elm200elm200 2010/02/22 01:30 floatman さん

体験したことがないひとに説明するのはどだいムリなこととは承知してるんですが、私がいいたいことはちょっと違います。海外で働いているひとは、実に自然体だと言いたかったのですよ。ムリをしない。もちろん、仕事ですから普段のままというわけじゃないでしょうけど、日本人ほど職場と私的な場で振る舞いが変わったりしませんよ。海外の職場になれると日本人の働き方はとてもムリが多く不自然なように感じます。海外の仕事ぶりを自分の目で見るまで私の言っていることはなかなか理解できないかもしれないですね・・・。

顧客の満足を向上させるのは商売の基本です。ただ、日本の問題は、そのためにコストをすぐ度外視してしまうことですね。だから「原理主義」なのです。

労働市場の流動性は確かに問題ですが、この問題の解決は難しいですねえ。時期を待たなければなりません。自分にムリをしない働き方、というのなら、ある程度、いまの職場でもできるんじゃないですかね・・・心がけの問題ですから。首にはならないでしょう。そこが日本企業の「いいところ」なんですから・・・(人材の流動性が低いというのはそういうことです)

richardrichard 2010/02/22 02:33 休息が必要との意見に賛成です。
ただ、elm200さんのように食っていける技術が必要です。
会社で身につけた力は、会社でしか生かせないものが多い。仮に経営企画にいていろんな技術をつけたとしても、フリーランスで身を立てられる技術はつきません。会社でしか生かせないから、またブランクなく転職するか、同じ会社に居続けるかしかない。会社内で培ったものは、会社外で生計を立てるには役立たないです。
技能が必要だなと思います。

floatmanfloatman 2010/02/22 04:49 >海外で働いているひとは、実に自然体だ

海外での労働経験はありませんが、なんとなくはわかります。
外国のかたといっしょに働いたことがありますが
その働きようには確かに日本人にはないおおらかさが感じられました。

>労働市場の流動性は確かに問題ですが、この問題の解決は難しいですねえ。

ホントにそのとおりです。
わたしはもう日本の社会が(良い方に)変わるのを期待するのはやめてます。
やっぱり自分の力でどうにかしていくしかないです。

floatmanfloatman 2010/02/22 04:54 >日本の問題は、そのためにコストをすぐ度外視してしまうことですね。
>だから「原理主義」なのです。

なるほど。この場合そのコストというのは資金であったり、
家族との時間であったり、精神的安定であったりするわけですね。
うーん。ただそれは「顧客原理主義」によって導かれたことではなくて
そうならざるをえない背景があるからではないでしょうか。
その背景とはやはり「この会社をやめたら生きていけない」
「ムチャな顧客の意向でも呑まなくてはいけない」という
とりえる選択肢の少なさ、つまり流動性のなさではないでしょうか。
「サービスの過剰供給」という負の外部性をうみだしているのは
「顧客原理主義」ではなく
その背景にある社会の硬直性だとかんがえるほうが適切ではないでしょうか。

というのも、”日本の労働環境がわるいげんいんは「顧客原理主義」にある”
ととらえてしまうことはかなり危険なのです。
それは安易な労働者保護とむすびつきやすく、そのいきつくさきは社会主義です。
社会主義とは社蓄の論理そのものです。
国家の社会主義化とは国ぜんたいが社蓄万歳のブラック企業になることです。
「顧客原理主義」どころか、だれも得しない誰得国家のたんじょうです。

「雇用をまもるために雇用助成金を支給する」
「株主がわるいから公開会社法を導入する」
「経営者がわるいから内部留保に課税する」
という一見すると人にやさしい友愛的な政策が
日本をかんぜんに閉塞した社会主義国家にしてしまうのです。

自由をもとめて日本を出、海外の開放感にふれたはずの
酒井さんや海外ニートさんが
なぜ日本の社会主義化をおしすすめるような
顧客原理主義批判を展開するのか
わたしには不思議でしょうがないのです。

kokokoko 2010/02/22 05:45 最近ちくまプリマー新書さんから発売された「お客様がやかましい」という本があります。
まさにこのことを深く掘り下げた本ですので是非ご一読を。

elm200elm200 2010/02/22 08:20 floatman さん

>というのも、”日本の労働環境がわるいげんいんは「顧客原理主義」にある”
>ととらえてしまうことはかなり危険なのです。
>それは安易な労働者保護とむすびつきやすく、そのいきつくさきは社会主義です。

ごめんなさい。この論理展開が私にはよく理解できないです・・・。

安易な労働者保護が却って労働者を苦しめることになると、というのはその通りです。
私のいままでのエントリをお読みになられたら、わたしがいかに自由主義的な経済政策を愛しているか
理解していただけると思いますが・・・。社会主義的な政策にはもちろん反対ですよ。

社畜適性のない人たちが、普通に勤め人を日本ですると心を病むので、とりあえず独立して生きていけるだけの手に職を身につける必要がありますね。手を動かすのが好きなら、理容師や調理師、頭を使うのが好きなら、ソフトウェアエンジニアや行政書士等。目標は独立です。多少の営業センスは必要ですが、こうすればある程度の自由を確保することはできます。

いま日本の社会の雰囲気に対して、あえて空気を読まずにいいますけど、嫌なことに嫌!といって会社を飛び出すだけの気概のある人間なら、この社会で飢え死にすることはありえないと思いますよ。かならずなんとかなります。確かに平凡な人生は送れないかもしれないですが・・・人間としての尊厳のほうが大切ですよ。

elm200elm200 2010/02/22 08:31 あと医療系の資格もいいみたいですね・・・医師は難しくても看護士や検査技師など。以前、海外旅行先で数年働いて1年くらい休むという生活を続けている、という看護士さんに出会いましたよ。やっぱり海外はお勧めですけどねえ・・・。会社をやめて東南アジアの物価の安い国で1ヶ月くらいボーとしたらいいアイディアが湧いてくるんじゃないでしょうか。「会社を辞めたら人生は終わりだ!」とか思い詰めてしまう一因は、疲れているからですよ。そんなんじゃ人生終わったりしませんよ・・・。

 - - 2010/02/22 08:53 コメントしてる皆さんは
訴え、問いかけ、現状報告、多数であろう意見、
以上の「話」だけで終わらせずに
解決のための行動を

しないんでしょうね
不安定で不満な積み木だとしても、ここまで積み上げたら
崩したことの無い人は崩して組み立てる勇気なんて無いものですし

・・・すみません 言いたいことがわからなくなりました

nippondanjinippondanji 2010/02/22 09:31 > floatmanさん
> 株式会社は株主のものです。

だからその法律を変えたらどうかという主張なんですが。株式会社だと、株主と労働者が「所有者vs奴隷」のような構図にしかなり得ませんが、これは民主主義の理念から大きく外れてしまいます。株主と労働者はヒトとしては対等のハズですから、民主主義の本質である「多数決」によって人々の幸せを決めるなら、この構図は解決すべき問題のはずです。

ふさおふさお 2010/02/22 11:45 何でこんなに社畜沸いてるの?
相変わらず社畜がいつものように「自己責任、甘え、怠け者、社会不適合者」
って言ってるなぁ。何でそこまでelm200さんを責めているのか理解できません。

何百時間も残業して休日出勤当たり前、有給は使えないって奴隷以下じゃねーかww
くだらない考えで他人を批判して自分たちの首絞めてる事に気づけよ社畜共が。

僕みたいな考えしてると現実逃避とか逃げとか言うかもしれないけど
奴隷の様な労働環境で何の疑問も持たずに働いていること自体が現実逃避だろwww

ekafekaf 2010/02/22 12:10 日本人はみんなパトラッシュを飼っているのかな〜

nsoderlandnsoderland 2010/02/22 12:28 表現の自由は憲法で保証されてるんじゃない?つくりわらいを無言の圧力で強いられたら 皆で訴えようよ。きっと勝つと信じよう。

TKTK 2010/02/22 14:43 いえ、やはりデフレが問題です。
デフレとはお金に対して全ての価値が下がっている状態。
労働の価値も下がっているので、
同じ金額を稼ぐのには以前より働かなくてはならない状況になっています。

kitkit 2010/02/22 16:29 > floatmanさん
>「サービスの過剰供給」という負の外部性をうみだしているのは
>「顧客原理主義」ではなく
> その背景にある社会の硬直性だとかんがえるほうが適切ではないでしょうか。

「顧客原理主義」を私は「たとえ傲慢なお客様がいても、お客様の言う事には従うのが当然であると考えていること」というニュアンスで捉えています。この捉え方が大きく間違っていたらご指摘ください。

顧客原理主義のわかりやすい例を一つ作っておきます。
ピザの配達にて、
30分程でお届けします→35分かかる→遅いから安くしろ→1割安くする

この出来事に対して、
雇用の流動性が低い、つまり社会の硬直性が高いという、どうしようもない背景があるから顧客原理主義になると考えるのは一理あります。
つまり、傲慢なお客様と戦った後に首になり、その後の再就職が厳しいと理解している懸命な人は、我慢して笑顔で対応するという選択をするという論理です。

一方で、顧客原理主義がなんらかの背景によるものであると考えるのではなく、そうすることが当然であるという慣習自体が出来上がっていると考えることもできると思います。
つまり、傲慢なお客様の要求に対して、この場合は我慢して対応するのが常識であると判断するということです。お客様の中には傲慢な人もいて、多少傲慢でも言う事を聞くのが普通であると思ってしまっているということです。

この慣習自体、つまり顧客原理主義自体を変えなければいけないということじゃないでしょうか?
この慣習が出来上がった背景として一つ社会の硬直性があるのかもしれませんが、それだけではないように思います。禅とかそんなんですかね?よくわかりませんが。

rockrock 2010/02/22 17:05 >株式会社だと、株主と労働者が「所有者vs奴隷」のような構図にしかなり得ませんが、これは民主主義の理念から大きく外れてしまいます。株主と労働者はヒトとしては対等のハズですから、民主主義の本質である「多数決」によって人々の幸せを決めるなら、

オーナーと従業員が対等で、多数決??
そんな状態になったら誰も起業しないでしょ?オーナーは従業員の何倍もリスク負ってるんですよ。従業員が得じゃないですか。

akak 2010/02/22 18:55 たしかにそれもあるでしょうが、その苦しみと引きかえに得た経済発展ですからね…
やめるのはそれはそれで経済的な痛みを伴うでしょう
うーん、痛し痒し…

floatmanfloatman 2010/02/22 19:45 >nippondanjiさん
>だからその法律を変えたらどうかという主張なんですが。

その主張はざんねんながらナンセンスです。
株式会社に不都合をかんじるなら
株式会社にしなければよいだけの話です。
株式公開しなければよいだけの話です。
法律を変える必要性はどこにもないです。

>株主と労働者はヒトとしては対等のハズですから

株主も労働者も労働市場における一時的なやくわりにすぎません。
nippondanjiさんも株式市場で株をこうにゅうすればいつでも株主になれます。
「ヒトとしては対等」とか、「民主主義の理念」とかはかんけいないです。

>株式会社だと、株主と労働者が「所有者vs奴隷」のような構図にしかなり得ません

日本のどこにそんな構図になっている株式会社があるのか理解できません。
日本ほど株主を無視して
労働者とその他のステイクホルダーの利益をまもっている国はないです。
もし日本が株主を重視しているなら
これほどまで海外からの投資が減退し、日本の成長率も低迷していないです。

floatmanfloatman 2010/02/22 19:52 >というのも、”日本の労働環境がわるいげんいんは「顧客原理主義」にある”
>ととらえてしまうことはかなり危険なのです。
>それは安易な労働者保護とむすびつきやすく、そのいきつくさきは社会主義です。

>ごめんなさい。この論理展開が私にはよく理解できないです・・・。

ようするに、「顧客原理主義」というのは
言いかたを変えただけの階級闘争にすぎないということです。
酒井さんのこんかいのエントリとみなさんのコメントの
「顧客」のぶぶんを「経営者」におきかえてみてください。「株主」でもよいです。
まったく文章がなりたつでしょう。
そして文意としてはおおきくかわるところがないです。
それは社会主義者がとなえる「資本家が労働者を搾取している!!」という図式の
「資本家」のぶぶんが「顧客」におきかわっただけだからです。

「労働者を搾取している経営者(資本家、株主、顧客)」なんて
いまのグローバル化した日本市場のなかではそんだいしえないのです。
たとえ労働者を搾取して
経営者(資本家、株主、顧客)が一時的に利益を独占しても
それはまわりまわって自分のクビをしめるだけだからです。
むしろいま日本の労働者がたたかわなければいけない搾取の構造は
中高年正社員と若者(正規、非正規問わず)の世代間搾取です。
「株主が労働者を搾取している」などというのは
世代間搾取をごまかすための既得権者のめくらましです。

日本の労働環境のもんだいてんはその外部にあるのではないのです。
日本の労働環境そのものにあるのです。
年功序列によってもたらされた
労働市場の流動性のなさと世代間搾取がそれです。
ここをまちがえるとさまざまなレベルで悲惨なことになります。

naokis1naokis1 2010/02/22 22:01 うわー、たくさんコメントついてるなぁ。

誰か既に言っているかもしれないと恐縮しつつも、「顧客原理主義」なるものの根本原因は、私の答えは、これかな。
http://mindia.jp/book/naokis/keyword/%E3%81%8A%E5%AE%A2%E6%A7%98

georgegeorge 2010/02/23 04:15 > floatmanさん

労働市場の硬直化は既に多数の人が問題意識を持っていると思います。
顧客原理主義もちょっと行き過ぎてるよねっていう話なんでは?
顧客原理主義を問題視することが社会主義に繋がるというあなたの論理は、
顧客原理主義の捉え方が他の人と違っているから、なかなか伝わっていないのではないかと。

私はこの記事を読んで初めて顧客原理主義は確かに問題かもしれない(確信ではないですが)と思うようになりました。著者の方、ありがとう。

eri_naeri_na 2010/02/23 09:22 休憩したら、一瞬すごく元気になるんだけど、うまく戻れないんだよね。
始めは戻るのが恐怖で、そのうちタイミングをなくして、そうするうちに、バリバリやってた感覚がなくなってきて焦ってくる。もう駄目なのかな、って思うけど何もないけど、不安もないから先に進もうとしなくなる。結局満足してしまうと生きている意味がなくなってしまうんだよ。

SESE 2010/02/23 12:59 「顧客原理主義」という言葉が独り歩きし議論になっていますが、このエントリで訴えたいことは
「みんな疲れているんだ」だったら休もうということではないでしょうか。

今の労働環境を生み出している悪の大ボスというものは存在しないのではないかと思います。
劣悪な労働を生み出しているのは経営者でもあり株主でもあり労働者自身でもある。
だから一人一人現状を変えるようにできることをする。労働者は過剰なサービスはしない。株主・経営者は客を神聖視しない。
まずは労働者は有給を使い切るようにしよう。日本の有給取得率は40%ぐらいだったはずですよ。
過剰接客禁止法は酒井さんの解決法として真剣な提案ではなくジョークが入った例え話だと思いますが・・・

AsukalAsukal 2010/02/23 13:54 『無理です。今、必要なのは、笑顔の仮面を被り続けること。
さっさと心を殺して、感情を無くすことです。
そうやって、仕事を続けるだけです。』
↑社会自体が今のままでは生きる為に皆この様にせざるを得ないのが
事実と思います。
しかし皆これでよいのでしょうか?本当は皆いやなはずです。
この様な社会に逆らえば異端児扱いで社会的に抹殺されるのが日本の組織と思います。それは少数派だからではないでしょうか?皆がこの社会に逆らい多数派になるしか無いのではないでしょうか?

elm200elm200 2010/02/23 14:20 >過剰接客禁止法は酒井さんの解決法として真剣な提案ではなくジョークが入った例え話だと思いますが・・・

ははは、わかっていただけましたか?真面目に取る人がいてどうしようかと思っていましたが・・・(笑)
ただ、「クールビズ」のときのように、政府が意識改革のキャンペーンをする、くらいのことはやってみてもいいかもしれません・・・ただ霞ヶ関も永田町も社畜適性保持者だらけなので、こういう問題意識自体がないかもしれないですけどね・・・。

赤い矮星赤い矮星 2010/02/23 15:41 初めまして。思うに、ここで取り上げられている「顧客原理主義」は本当に顧客の方を向いているものなのか疑問です。それなら、内需は冷え込まないですよね。外国でも日本製品は負けませんよね。多くの日本企業は顧客の方を向いているのでしょうか?過剰なサービスは本当に顧客が望んでいるものでしょうか?顧客がそれほど望んでいない製品やサービスを提供するから各人が疲れると思います。特に大企業の責任者は、自分が顧客でもあることを忘れているように思えます。

休息したくらいでは現状は変わりませんが、論理的に考える力が出てきていい方向に向かうのでは。私は長期失業中で本当は経済的にピンチなんですが、休息にもなっているのでなんとなくそう思えます。

maskinmaskin 2010/02/23 16:46 一連の派遣切り問題の時、路上生活になった人のインタビューで「実力を出せない俺がいけないんですよね」っていっていたのが気になりました。かたや、派遣なのに「車でローンしていたから大変」とか、いずれもあいまいな考え方で生きてきたってことですよね。そんな人たちが今、「生きていけない」っていっているようなが気がします。
記事に共感します。グダグダいう暇があったら、自分を受けいれる努力をして欲しいと思います。会社に入れなかったら自分で商売始めればいいじゃないですか。始める金がなかったらバイトでも何でもすればいいじゃないですか。それでも何とか自分の世界にこもっていたければ、そうすればいいじゃないですか。誰かに経験不足だ責任だとか言われようが関係ないですよ。迷惑をかけたり堕落は良くないですよ。けど、自分が求めるもは追求すればいいし、目標があればあるで努力をやめなければいいです。決して自分を責たり、誰かほかの人のせいにすべきじゃないですよ。アントニオ猪木さんがいってるじゃないですが、元気があれば何でもできる、って

maskinmaskin 2010/02/23 16:53 みなさん休息についてかかれていますが、自分も一言。
自分は病気療養、介護(看病)中の育児、ふて寝という3度にわたりひきこもり、それとは別に数年にわたり寝る&ゲームの生活を送りました。必要な休息でしたが、「疲れているから休めばよくなる」ということはあまりありません。自分に取っては勉強したり、病気を直したりと何らかのプラスがあると思いますが、世の中からは忘れ去られます。ネットでギャーギャーいってても自己満足止まりです。休み過ぎはよくないです。寝る=休養は規則正しい生活の中での話で、適切な時間量だけに限られます。「俺はやすまないといけないんだ」と思っているうちはダメでした。
それよりも、どんどん興味のあることをしてください。多くの人と話し、挫折し、それでも奮起し、また、前に進む。それしか打開策はないんだと思います。

SESE 2010/02/23 17:21 >ははは、わかっていただけましたか?
考えればわかると思いますよ。
真剣に受けている人は、それこそ『疲れすぎて理解力まと判断力が鈍っているので休んだほうがいい』ですね。
万が一「過剰接客禁止法」が立法できたとしても取り締まる方法が無い。
客が来たら笑っているのが命令だから心から笑っているのかなんて調べる方法はないですから

キャンペーンについてですが近いことは現在でもされています。
毎月12日は育児の日とし、はやく家に帰ろうと厚生労働省がキャンペーンをしています。
でも、知っている人はどれだけいらっしゃいますか?
実際に12日に早く帰宅できている人はどれだけいますか。

おっしゃるとおり霞ヶ関も永田町も社畜適性保持者だらけで
形ばかり「やりました!」とポスターの掲示と新聞広告ぐらいしかやってないですから。

私は日本の労働環境について状況を知れば知るほど絶望の2文字が浮かんできます。
でも現状を変えるには何かしていかなければいけないのでしょうね。

ここから少しだけ社畜どもに言わせてください
経営者でもないの経営者面して、「いやならやめろ」というやつはお前がやめろ
お前らが一番社会に迷惑をかけている存在なんだよ。
地獄は善意で敷き詰められているという言葉を送るよ。

ジジイ困ったジジイ困った 2010/02/23 21:15 横やりですが、有給消化率は40%にすら届いていません。
2009年調査で、日本の年次有給休暇は平均7.9日で平均消化率は8%だそうです。
欧米主要国のフランス80%スペイン78%イタリア77%と比べると段違いに低いです。

ジジイの横槍ジジイの横槍 2010/02/24 01:06 自分の仕事に自信を持っている人は顧客と対等に折衝できます。
宅配ピザを顧客原理主義と蔑むより、市場原理主義の勝者、行列のできるラーメン屋の横柄な店主を崇めて見ましょう。

どこかの国の(ryどこかの国の(ry 2010/02/24 04:19 それじゃあ一週間だけ
電気ガス水道もろもろ無料にして
一週間休めるようにしてみましょう

まぁそんなこと今の政府が許さないでしょうけど

alonso27alonso27 2010/02/26 11:58 マクドナルドの異常接客の先にある奥行きはこんなことじゃないでしょうか?

・官僚は身を粉にして国民のために尽くしとおしてあたりまえ
・政府はすべての人が幸せになる絶対的な答えを常に国民に提示しつづけてあたりまえ
・医者に行けば医者はミスなど絶対しないのがあたりまえ
・輸入して買う牛には一等たりとも一切の将来予測不可能なリスクがあるはずないのがあたりまえ

現状の日本は、ディフォルトで他人に期待してることがでかすぎる。

「1995年までの戦後50年間の日本での生活は、
世界人類史上において非常に特殊な温室状況だった」
ということに気づく必要があると思います。

ねじまきねじまき 2010/03/01 01:09 世の中では自分の気持ちに正直に生きることが礼賛されているのに、無理をして金をかせぐ。そして安定のために貯金する。自分の体から偽善を削りだして、金を得る。

馬鹿らしくなるのは当たり前だよね。

日本が経済成長で豊かになっています。国民は身を粉にして働き、身を粉にして物を買っています。いらないビジョンだ。

海馬1/2海馬1/2 2010/03/06 13:04 マクドナルドのような、ファストフード店を「過剰接客」と言う人は、
普段、どんな飲食店で食事しているのでしょうか?

海馬1/2海馬1/2 2010/03/06 13:12 職業選択に問題がある。
ナショナルブランドだからと、ラジオ少年じゃない奴が電器製造業会社に高給料を目当てで就職しだしたので、頭でっかちの会社になって新製品がことごとくゴミ化してるのを
みんな知ってるだろーにww 次はトヨタがそーなるよw

どどどどどどどど 2010/03/06 22:29 30代で中小企業の正社員です。
残業代が一円もつかない、休日出勤が当たり前の会社です。

顧客至上主義は、極めて日本的な人間関係の表れですね。
問題は、ここからくる異常な長時間労働だと思います。

流動性を高めれば労働環境が改善されるという人が多いように思えます。

私も、雇用流動化が必要だと思うし、新卒最優先の採用を止めるべきだと思っています。
年功給も今の40代以上は賃金が高すぎるので減らすべきと思っています。

しかし、これだけでは、根本的な解決にはならないでしょう。
実は最も重要なのは司法だと私は考えています。
労働法違反を摘発し、企業の不法行為を厳罰に処すことです。

今の日本では労働法違反が摘発されず、
経営側が刑事罰を受けません。
労働基準監督官は司法警察ですが、ほとんど機能していません。
数が足りないうえに、やる気も余りないようです。
つまり、日本の労働環境を悪いまま放置させているのは政府です。
今までの自民党政権の不作為です。
意図的に不作為を行っていたと思います。

労基法を違反して競争力が高くなるなら、
どの企業も積極的に守ろうとはしません。
むしろ違反しても不利にならず、経営者が逮捕もされず前科もつかないのなら、
労働関連の法令など無視して当たり前でしょう。
守るコストの方が守らないコストより高いのです。

労働者を保護し過ぎると社会主義だといわれますが、
当たり前の労働者保護がこの国にはないことが問題なのです。
新卒採用と終身雇用で年功給という慣行も、
長時間労働、不払い残業、休日出勤、家族を伴なわない転勤と表裏一体です。
有給休暇を取れないような就業規則を作っても、企業は摘発されません。

フランスやドイツで有給休暇を取れなかったり、過労死したりしていますか?
日本では、過剰労働から昏睡になったり病死したりしても、
経営側の人間はまず刑事罰を受けません。
被害者に出来ることは労災認定がやっとです。

労働法違反ばかりのこの国で流動性を高めたら、労働環境はむしろ悪化すると思いますが。
需給関係で悪質な経営者は淘汰されるから、
今より労働環境が良くなるなんて、ほんとに信じられますか?
流動化の前提には労働法違反の厳罰化が必須でしょう。
新自由主義的政策をとるらば、
法令違反には厳しくないといけないはずですが、
ここが全く抜け落ちているのが小泉竹中の構造改革でした。

労働法違反し放題の状況が許容されている体制に言及せず、
世代間の問題だと言うのは、私には明らかに誘導に見えますね。
floatman氏の意見がそれです。
世代間の対立、非正規と正規雇用の対立もありますが、
グローバル経済だろうが依然として労働者と経営者は対立するからです。
製造業の偽装請負は明らかに搾取されていると思いますけど。

もっと言いうと、中小企業の経営者やフランチャイズ店のオーナーも、
明らかに不公正な取引でも公取委がほとんど動かないので大変苦しんでいます。
つまり給与労働者だけでなく事業主も、法律だけあって保護されていないので、
同様に被害者だったりします。

最後に、文句があるなら起業すれば、と言うのは論外ですね。

t_mimorit_mimori 2010/03/09 15:26 大いに賛成です。少し話がずれるかもしれませんが、フランスのサルコジ大統領は、浮気問題を指摘されたとき「それがどうした?」と返したといいます。この胸のすくような対応こそが日本人に欠けている部分だと思います。なんかみんな小さいことですぐ槍玉にあげるし、またやられる方も過剰に恐れる傾向があるように思います。芸能人も何かあればすぐ謝罪。芸能界も謝らせるの好きですよね。そういう部分をマスコミが拡大している面もあると思いますが。モンスターペアレントにも「バカなことを言わないでください」と普通に言えればよいのに、なんかバランス感覚がおかしいんです。大人たちが常識を失って同調圧力に支配されているんですね。非常識に対抗する術がなくなってしまっているんですね。きっと毅然としてれば、日本でだって支持してくれる仲間は沢山いるはずですよ。みんなで意識変えていくのが吉だと思いますね。

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