韓国で、警察の目を欺き女装した16歳の少年が、23日間も女性用の拘置施設に拘留されていたことが明らかになった。この少年は、4人の女性と同じ部屋で生活をしていたのだが、驚いたことに彼が男であることを疑った人物は1人もいなかったそうだ。
このニュースは11日(現地時間)の『Yahoo!Korea』が報じている。特殊窃盗などの容疑で逮捕された少年は、インターネットを通じて知り合った20~30代の男性に、売春詐欺を行っていた。男性がホテルでシャワーを浴びている間に、財布を盗んで逃走する窃盗容疑を繰り返していたのだ。
3月29日、少年は現行犯逮捕され、身柄を拘束。逮捕時少年は化粧姿にスカートを履いて、容貌は女性そのものだった。警察に、知り合いの女性の名前と住民登録番号を告げたようで、完全にその女性に成りすましていた。
4月7日、起訴されソウル拘置所の女性拘置施設に身柄を移された。以来、4人の女性と同じ房に入れられ、生活を共にしたのだが、彼が男であることに気付いたものはいなかった。
4月30日、起訴された際の指紋鑑識結果が明らかになり、その時初めて彼が男性であることが判明した。ちなみに、鑑識結果が出るまでには20日前後かかるために、彼は女性施設に居続けることが出来た。
警察関係者は「変声期前で、声も女性のようだった。容貌は女性としか考えられなかった。意外にも、彼が女性に興味がなかったためか、拘置所内で他の女性に危害を加えたという事実はなかった」と説明している。検察は控訴状を作成し直し、ただちに男性拘置施設に少年を移送したとのことだ。
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