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【茨城】

神栖市競売入札妨害 起訴内容認める

2010年4月29日

 神栖市教育委員会発注の事業をめぐり、競売入札妨害と加重収賄の罪に問われた元同市教委教育総務課長補佐、沼田清司被告(56)=同市下幡木=の初公判が二十八日、水戸地裁(菱田泰信裁判長)であり、同被告は競売入札妨害罪について起訴内容を認めた。加重収賄罪については次回公判で審理される。

 検察側の冒頭陳述によると、沼田被告は元市産業経済部長、笹本昭(59)ら三被告と共謀。二〇〇八年五月と十月にあった市立小学校の改築設計業務などの指名競争入札で、別の被告が経営する設計会社に有利な価格で落札させるため、笹本被告の指示で予定価格をもらすなどした。

 沼田被告は旧神栖町時代に約四年間、建設部で笹本被告の部下だった。だが、事件当時はパチンコ店で会う程度で、親しい関係ではなかった。別の二被告とは面識もなかったという。

 

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