夏の参院選を前に、自民党本部の役員らと県内の女性党員との対話集会が9日、大分市で開かれた。党青年局長の井上信治衆院議員や、党女性局長の丸川珠代参院議員、参院選大分選挙区に立候補予定の小田原潔氏らが参加。県内の党員ら約30人から、叱咤(しった)激励が寄せられた。
党員は「子ども手当を支給してもパチンコに使う親もいるのでは。自民ならどういう子育て支援をしてくれるのか」「自民が政権を取り戻しても事業仕分けをやっていくのか」などと質問。
丸川氏らは「待機児童の解消や母親の集まる場所作りなど、子どもが育つ環境にお金をかける」「事業仕分けは自民も引き続きやる」などと答えた。
自民党を飛び出して新党を結成する国会議員が相次いでいるため、党員からは「党本部のゴタゴタをなくしてくれれば、私たちも選挙で一生懸命動ける」との注文も出た。
井上氏は「意見を谷垣禎一総裁にも伝えて役立てたい」。小田原氏は「出席者の本気さが大変励みになった」と話した。【高芝菜穂子】
毎日新聞 2010年5月10日 地方版