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【サブカルちゃんねる】梶浦由記 アニメ音楽超えた幻想サウンド (3/4ページ)
アニメやドラマで、劇中に使われる音楽に声を乗せることはあまりない。シーンを強烈に印象づけたい演出家の意図に「人の声が奏でる旋律が好き」という音楽家の思いが重なって、他に類を見ない梶浦サウンドが生まれた。
■「ヒットメーカー」確立
兄の影響でビートルズなどを聴いて育ち、父親の仕事で住んでいたドイツから帰国した高校時代に音楽活動を始めたが、大学卒業後はプロにならず、大手通信会社でシステムエンジニアとして働いていた。「ライブは続けていたが、仕事もずっと続ける気でいた」
しかし、熱心に誘ってくれる仲間や音楽関係者がいたことと、音楽好きだった父親が早く死去し、長くないかもしれない人生をかけるなら音楽だと考え退社。音楽ユニット「See−Saw」としてプロ活動を始めた。その後、映画やアニメの音楽を手がけるようになり、2001年のテレビアニメ「ノワール」で独自性の強い音楽を作り、アニソンの世界に存在感を示した。
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