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【サブカルちゃんねる】梶浦由記 アニメ音楽超えた幻想サウンド (2/4ページ)

2010.5.12 15:57
【サブカルちゃんねる】「観客の反応がダイレクトに返ってくるのが心地いい」と積極的にライブを行う梶浦由記。5月16日から6月13日にかけ全国5都市を回るツアーを行う(谷口隆一撮影)【サブカルちゃんねる】「観客の反応がダイレクトに返ってくるのが心地いい」と積極的にライブを行う梶浦由記。5月16日から6月13日にかけ全国5都市を回るツアーを行う(谷口隆一撮影)

 CDを通して届けた主題歌やサウンドトラックから、反応が返ってくるのは数カ月先。「それもうれしいが、ライブなら目の前にいる観客が、奏でる音楽にリアルタイムで反応してくれて、とても心地いい」

 アニメのシーンに合わせて作られるサントラは、歌のある主題歌をのぞけば短い曲が大半で、ライブではアレンジをし直し、長くしたりメロディーを変えて演奏する。「タイトルは同じでも半分以上違った曲」。これを聞けるのがライブ会場だけなのは残念というファンの声に応え、初のライブCDが制作された。

 DISC1には梶浦由記としてテレビアニメに提供した楽曲や、「FictionJunction」としてさまざまな女性ボーカリストを迎えて演奏した「機動戦士ガンダムSEED」「Pandora Hearts」といったアニメの歌が入っている。

 注目はDISC2に収録された2009年1月9日の横浜BLITZでのライブ。「日本語封印」を銘打った公演では、“梶浦語”と呼ばれる、どこの国の言葉ともとれない、独特の詞が乗った音楽が響き渡って、非日常的な空気が立ちこめる。「どんなに小さいボリュームで流れていても、人は声を聞こうとする。それが意味を持たない音であっても、声によって奏でられる旋律が、人に与える影響はすごい」


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【サブカルちゃんねる】マルチ音楽コンポーザーとして作曲だけでなく作詞や編曲も手がける梶浦由記。独特の旋律や女性の声が響くサウンドに熱烈なファンがいる(谷口隆一撮影)
【サブカルちゃんねる】「FictionJunction2008−2010_The_BEST_of_Yuki_Kajiura_LIVE」は2008年から始まったYuki_Kajiura_LIVE#2から#5までのライブから初音源化の横浜BLITS公演20曲を含む30曲を収録、5月12日発売、3000円
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