殺人　６５歳夫婦刺され死亡　手配の男確保　京都・長岡京

　１２日午前１時半ごろ、京都府長岡京市開田１の路上で「男性が倒れ、別の男にけられている」と付近住民から１１０番があった。現場へ駆けつけた府警向日町署員が、血を流して倒れている男女を発見。共に搬送先の病院で死亡が確認された。２人には刃物で刺された複数の傷があり、府警は殺人容疑で捜査。兵庫県西宮市で同日午前１１時ごろ手配されている車が見つかり、同県警は乗っていた男の身柄を確保した。男は２人を刺したことを認めているという。

　調べでは、殺害されたのは長岡京市高台３のタクシー運転手、矢本吉男さん（６５）と妻朔恵（さくえ）さん（６５）。捜査関係者によると、直前まで近くの飲食店で、娘の夫とみられる男性と口論していたとの情報がある。

　府警によると、現場から４０〜５０歳で白っぽいジャケット姿の男が走って逃げるのが目撃されている。

　娘の夫とみられる男性は１２日午前０時すぎ、現場の東約５０メートルの飲食店に来店。携帯電話で矢本さん夫婦と話し始め、同０時半ごろ、夫婦も店に来た。一緒に飲食しながら大きな声でもめていた様子で、同１時１５分ごろ３人で店を出たという。【太田裕之、林哲平】

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