インドの研究機関で検査をされていた『70年間何も飲み食いしていないと主張する男性』が、15日間の検査入院を経て退院した。当初、主張の真相は疑われていたのだが、検査期間中一切飲み食いをしなかったことが実証され、関係者らは驚きを露(あらわ)にしている。
4月22日(現地時間)、インドのアーマダバードの病院で、防衛研究開発機構により検査されていた、プララド・ジャニさん(82歳)。彼はこの70年間、飲まず食わずで健康に過ごして来たと言う。その主張が正しいものであるかを確かめるために、検査入院していた。30名の職員と監視カメラにより、24時間体制でジャニさんは監視されていた。
彼には一切の食事が与えられていない。また、水に接触する機会も、「うがい」と「入浴」だけであった。トイレには1度も行っていない。そのような状態でありながら、ジャニさんは健康そのもの。心臓・肺などの臓器、脳波・血圧などの診断が行われたが、全く異常が見られなかった。さらに、驚くべきことにジャニさんの健康状態は、40代の男性程度に健全であると分かった。
しかし、15日間の検査報告に関して、疑いを持つ声もある。実は今回、別の監視グループを院内に入れるように、申し出ていた医師がいた。インドではたびたび『神秘的な力』の科学立証が行われているが、でっち上げの報告もたびたび起こっている。検査がインチキかどうか確かめるために、医師は監視グループを参加させるように再三にわたって訴えていた。しかし、申し出は最後まで認められなかった。頑な(かたくな)に監視が拒否されたため、2週間の不食はウソだったと言うのだ。
この異論に対して、15日間見守り続けた医師らは、「インチキと言われているが、インチキ以上の神秘がジャニさんにはある」と語っている。2週間の不食の真偽について、今後も議論が続きそうだ。
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