20歳女子大生、飲酒強要され死亡

　大学の先輩らとの酒席で大量の酒を飲んだ女子学生が、翌日死んでいるのが発見され、「先輩たちに強要され、大量の酒を飲み死亡した」として、遺族が真相の究明や関係者の処罰を求めている。

　忠清北道槐山警察署の11日の発表や、遺族の話によると、先月30日正午ごろ、忠清北道内の大学の物理治療学科に今春入学したKさん（20）が、同道曽坪郡曽坪邑のアパートの自室で死んでいるのを、大学の友人らが発見し、警察に届け出た。

　警察が調べたところ、Kさんは死亡する前日の29日夜7時から、学科の休憩室で行われた新入生と在学生の「対面式」に出席し、大量の酒を飲んでいたことが分かった。対面式は、学年ごとに向き合って、先輩の名前を知らなかった場合、罰として紙コップ1杯の焼酎を飲むという形式で行われた。

　Kさんの姉は、「妹は『先輩の名前が分からなかった』として3杯、『礼儀がなっていない』などの理由で5杯の酒を飲まされたと聞いている。まったく酒を飲めない妹にとっては、まさに致死量だ」と話した。なお、警察は正確な死因を調べるため、国立科学捜査研究所にKさんの遺体の解剖を依頼した。

清州＝劉泰鍾（ユ・テジョン）記者