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上海万博で会場内ローソンが“悲鳴”―人集まらず、金落とさず

5月11日11時26分配信 サーチナ

 上海万博で、5月8日までの入場者の飲食に対する支出が、開幕前のリハーサル時の1人当たり45元にも達しない、40元であることが分かった。上海市商務委員会と万博事務局商業管理サービス部が10日に明らかにした。入場者数そのものが低迷していることもあり、会場内のローソンも売れ行き不振という。解放日報が報じた。

 会場内の飲食施設を利用した入場者は8日までの累計で延べ170万人で、おおむね、入場者の7割。4月中に、市民延べ80万人を動員して実施したリハーサルでは、飲食店のバラエティーと店舗数の不足も指摘されたため、パンや即席麺(めん)の販売スポット50カ所を追加した。

 しかし開幕以来、入場者数は「思わぬ低水準」が続いている。上海万博で、目標とされていた10月31日閉幕までの「入場者数7000万人」を達成するには、1日平均で約38万人を集める必要があるが、これまで20万人を超えたのは5月1、2、8日の3日間だけ。5月5日にはわずか8万5000人だった。入場者数の低迷と、1人当たりの支出額の低さで、飲食店や食品販売店は大打撃だ。

 会場内に7店舗を展開するローソン関係者も「入場者数が10万人ならば、用意した弁当は半分を廃棄することになる」と嘆く。製造後24時間経過すれば廃棄処分という食品衛生上のルールは厳格に守らねばならないので、やむをえないという。

 弁当の価格は10−18元(約136−245円)で、上海市内の他の店舗と同じで、売り上げを伸ばさなければ収益は上がらない。「儲けるはずが、これでは赤字。とんだ誤算」と、悲鳴を上げている。(編集担当:如月隼人)

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最終更新:5月11日20時0分

サーチナ

 

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