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首尾一貫して(?)ブレる首相 現実と遊離したまま (2/2ページ)

2010.5.11 23:20
このニュースのトピックス鳩山内閣
普天間問題で言動がブレ続ける鳩山由紀夫首相。ぶら下がり取材も途中で退席するなど、決着の難航にさえない表情の日々が続く(酒巻俊介、大塚聡彦撮影)普天間問題で言動がブレ続ける鳩山由紀夫首相。ぶら下がり取材も途中で退席するなど、決着の難航にさえない表情の日々が続く(酒巻俊介、大塚聡彦撮影)

 首相はもともと、米軍は日本に駐留せず、有事に限って駆けつけるという「常時駐留なき日米安保」を提唱していた。東アジアの安定維持も、日米同盟の双務性も無視した“空論”だが、昨年12月の時点でも「その考えは封印しなければならない」と述べただけで、撤回はしていない。

 昨年9月の政権発足以降、外務、防衛両省からは「官邸が外交・安保に関心を示さない」という悲鳴が漏れていた。それでも首相は周囲に「オバマ米大統領は話せば分かってくれる」と語るなど危機感を持ち合わせていなかった。

 「何か本質的な間違いというか、本質的な考え方がどうも違う。それが結果として表面的な失言につながっているのではないか」

 これもやはり首相が20年11月、麻生氏に浴びせた言葉だが、見事なブーメランとなって跳ね返っている。社会学者、マックス・ウェーバーが政治家の決定的な心理的資質と位置付ける「現実をあるがままに受けとめる能力」が、首相には欠けているのではないか。(阿比留瑠比)

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普天間問題で言動がブレ続ける鳩山由紀夫首相。ぶら下がり取材も途中で退席するなど、決着の難航にさえない表情の日々が続く(酒巻俊介、大塚聡彦撮影)
普天間移設問題に関する鳩山首相の発言

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