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【茨城】「遺伝子組み換え」の国冊子 『学校から回収を』市民団体要望提出へ2010年5月11日 つくば市の市民団体「つくば・市民ネットワーク」は十日、市内の小中高校に配布された遺伝子組み換え(GM)技術に関するリーフレットの内容に偏りがあるとして、農林水産省や市教育委員会に回収を求める要望書を提出すると発表した。 リーフレットは「正しく知ろう! 遺伝子組換え農作物」と題して、農水省が作成し、二月に茨城、栃木、群馬の各県の小中高校に直接送付された。高校生向けには、GM技術による品種改良のメリット、GM作物の安全性などを紹介。教員向けの解説書もある。 要望書では、リーフレットは一方的にメリットだけを強調し、GM技術が生物多様性などに影響を及ぼす可能性を無視している、などとしている。 同省の担当者は「両論併記したいが情報量が多すぎ、基礎的な知識を正確に伝えるにとどめた。反対意見には真摯(しんし)に対応していく」と話す。 市教委教育総務課は「事実関係を確認した上で対応を検討する」と話している。 (小沢伸介)
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