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2010年5月11日(火) 19:30 |
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シャインマスカットの産地化目指せ
みなさんはシャインマスカットという葡萄をご存知ですか? 見た目はマスカットの代表アレキサンドリアと似ていますが、粒が大きく、糖度も高いうえ、種無しの生産が可能とあって今、岡山の生産者から注目を集めています。
シャインマスカットは、粒が大きく、糖度が18度と高い上種なしの生産が可能です。 岡山市北区建部町で農業を営む入野さんです。 昨年から試験的にシャイン10房をマスカットオブアレキサンドリアの木に接木し加温して育てています。 シャインマスカットは農水省が開発し、岡山県では昨年から苗木の販売が始まりました。 シャインは、アレキサンドリアの温室で栽培が可能です。 一方で、アレキサンドリアより短時間の加温で成長し、粒が少なく間引きの手間が省け、作りやすいのが特徴です。 生産者の高齢化などによりアレキサンドリアの栽培面積は減少しています。 入野さんも、今年、アレキサンドリアの温室を3分の1に縮小し、新たにシャインの苗木15本を植えました。 岡山県もシャインマスカットの栽培研修会を11日初めて開催しました。 岡山県内のシャインマスカットの生産面積は19ヘクタールと全体の1.5%ほどですが、単価が1キロ当たりアレキサンドリアより1000円ほど高いのは魅力的です。 シャインマスカットが今後、普及するかどうかは高齢化が進む生産者が、新たな葡萄つくりに意欲を示すことができるかも大きなポイントになりそうです。
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