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就職安定資金融資175万円を詐取 容疑で4人逮捕

2010年3月12日

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 解雇や雇い止めで住居を失った非正規労働者らに住宅入居費用などを貸し付ける国の就職安定資金融資制度を悪用し、融資金をだまし取ったとして、大阪府警は11日、同府八尾市志紀町の警備員水井章統(あきのり)容疑者(29)ら4人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。天王寺署によると、水井容疑者は「だまし取ろうとは思わなかった」と容疑を否認し、他の3人は容疑を認めているという。

 他に逮捕されたのは、いずれもとび職の同市安中町1丁目、下垣卓弥(21)、同府東大阪市横小路町5丁目、安楽勇大(いさお)(23)らの3容疑者。4人は10日に逮捕された。

 天王寺署によると、4人は共謀して昨年3月、下垣容疑者が安楽容疑者の会社から解雇され、住み込んでいた安楽容疑者の自宅を退去したとする虚偽の申請書類をハローワーク阿倍野(大阪市阿倍野区)に提出。近畿労働金庫天王寺支店(同市天王寺区)から昨年4〜9月、融資金計約175万円をだまし取った疑いが持たれている。同署によると、水井容疑者は知人を介してほかの3容疑者を集め、下垣容疑者から融資金の一部を受け取っていたという。

 同署によると、同ハローワークでは昨年3〜6月、申請書類上の住所に入居していないなどの不審な申請が少なくとも約30件あるといい、関連を調べている。

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