初防衛戦(17日、さいたまコミュニティアリーナ)に臨むWBA世界スーパーフェザー級王者内山高志(30)=ワタナベ=が11日、東京都品川区の所属ジムで練習を公開した。
185センチと長身の挑戦者アンヘル・グラナドス(35)=ベネズエラ=を見据え、181センチの渡辺均会長(60)と約1分間の軽いスパーリングを披露。「わざわざ自分のためにありがたい。会長の期待に応えたい」と初防衛を誓った。
還暦となる渡辺会長は、約20年ぶりの実戦で息も絶え絶え。内山の左フックを浴び、約1分でギブアップ…。「今までもらったことないパンチだった。ボクシング界の正統派として、過去最高の王者になってくれ!」と弟子にゲキを飛ばした。
師匠と拳を交え、171センチの内山は「会長は大きかったですね。これでグラナドス対策は90%OKです」とニッコリ。一肌脱いでくれた師匠のためにも“巨人”を倒す。 (森合正範)
この記事を印刷する