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断食70年!のインド行者を国防省24時間ガチ調査

2010年05月11日
ノンセクション

関連キーワード :断食ヨガ

 飲み物も食べ物も口にせず、なんと!! 70年間も断食を続けているというヨガの聖者に科学のメスが入った——。インドの医師チームは4月22日、研究のため83歳になるこの老人を軍事病院に収容、24時間態勢で観察を続けているが、これまで本当に飲食は一切ないという。インド人もびっくりのこの人、果たしてホンモノ!?

ベジタリアン超える呼吸食
プララド・ジャニさんは「ヨギ」と呼ばれるヨガの聖者。13歳ごろから断食を始め、これまで飲まず食わずで断食一筋70年。トイレにも行ったことがないという。

AFP通信や米テレビ局ABC、英紙デーリー・テレグラフなどによると、ジャニさんは7歳の時に家を出て行者の道を選んだ。修行をするうち、ベジタリアン(菜食主義)を超えるブレサリアン(食べ物も飲み物も摂取しない“呼吸食”)に目覚めたという。

生命を維持できるのは「瞑想によりエネルギーを得ており、女神が万能薬を与えて下さるからです」と説明。まさに「霞を食べて生きる仙人」さながら、何も食べていないというだけあって体は細い。

軍事病院に缶詰め
そんなジャニさんに注目したのがインド国防省・国防研究開発機構という人間の生理機能を研究する正真正銘の学術機関だ。
もし断食をして70年も生きられるのなら、その真髄を学べば有事の際、「戦場で食糧が不足しても兵士が生き延びられるのでは」という観点から着目したのだ。

ジャニさんは現在、同国西部アーメダバードにある軍事病院に缶詰めにされ、30人の医師団により24時間態勢で観察されている。1週間経過時点でジャニさんは飲食は一切せず断食中で、トイレにも行っていないことが確認されている。

病室には2台の監視カメラが設置され、ジャニさんが部屋を出る時はビデオカメラを持った医師団スタッフが付き添うという徹底ぶり。観察は2〜3週間続けられ、血液検査や脳を調べるMRI検査、心電図測定などが実施される。

医師の1人は「もしジャニさんが話す通りなら軍事面だけではなく、宇宙空間などで生存するための戦略への応用も視野に入れている」と期待を寄せる。
これだけマジメな研究対象になってしまったジャニさんだが、真偽の判断が下されるのは早くても2か月後だという。結果発表が待ち遠しい。

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