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全日退団の小島聡「公開就活」敢行

2010年05月11日
スポーツ

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5月31日付で退団する全日本プロレスのエース・小島聡(39)が4月30日、自身の公開トライアウト開催を予告した。小島は次期シリーズ(5・16 後楽園〜5・30神戸)への全戦出場が決定。全日所属として迎える最後の10試合には各団体の首脳陣を招待し、今後の移籍先を見据えてアピールするという。

武藤に送り出される小島㊧

次期シリーズはトライアウトに
この日、武藤敬司社長と退団会見に臨んだ小島は「これから先のプロレス人生を後悔なく過ごしていきたい。6月に左ひじを手術して、また元気よくプロレス界に戻ってきます」と、あくまで前向きに話した。小島の意向通り次期シリーズ全試合出場が決まり、ラストマッチは5・30神戸大会になる。
応援してくれたファン、そして各選手への別れの場となるだけではない。チャンピオンカーニバル優勝を逃した小島は、全日マットではノーギャラで出場することを約束してしまった。既に水面下では数団体から接触はあったが、まだ合意には達していない。金銭的な側面からも、早急に今後の新天地を決めたい思惑がある。そこで次期シリーズを自身のトライアウトにするという。
自腹でリングサイド最前列を用意
「ひじの状態は決して良くはないけど、全力ファイトでいきたい。ファンだけじゃなく、各団体の人たちにも今の俺のファイトを見に来てほしい。まだまだやれるっていうのが分かってもらえると思う」。自腹でリングサイド最前列を用意し、メジャー、インディー問わず、日本各地の団体の首脳陣を招待する構えだ。
もちろん小島が全力投球するためにも、それなりの場が必要だ。退団に難クセをつけてきた諏訪魔とは5・16後楽園のタッグで激突することが決定したが、まだまだ物足りない。
「全日本にいる選手は思い入れがあるし、いろんな選手とからんだりできればうれしい。3冠王者ともシングル戦ができれば。持ってる技を全部出して、全試合で勝利を奪ってみせますよ!」と腕をぶした。「小島見本市」と化す5月シリーズは、マット界全体の注目が集まりそうだ。

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