本文の文字サイズを変える
深海貝の新種化石発見=進化過程解明に期待−上越教育大

深海貝の新種化石発見=進化過程解明に期待−上越教育大

 上越教育大(新潟県上越市)の天野和孝教授は11日、深海に生息する貝「シンカイヒバリガイ」の新種の化石を発見したと発表した。シンカイヒバリガイでは国内最古の化石で、世界でも2番目に古いという。同教授は、深海生物の進化過程解明が期待できるとしている。
 シンカイヒバリガイは、海岸近くの浅瀬に生息するヒバリガイと形状などの特徴が似ている。ヒバリガイが腐敗した木などに付着したまま深海に移り、適応するため進化したとする説が有力とされる。しかし、化石の発見数が少なく、進化過程には不明な点が多い。
 化石は昨年8月、北海道浦幌町の約3000万年前の地層から発見。計94個が見つかり、最も大きいものは約4.5センチあるという。(2010/05/11-12:50)


関連ニュース

社会


▲このページのトップへ